ザ・そうかいリポート≪危険との対決≫
地震保険(雑記)
◎以前、東京海上の代理店をやってた時、代理店機関誌を読んでたら、阪神淡路大震災のときの代理店の体験記が載ってた。
銀行の店舗が倒壊したり、オンラインが切断されたりで、地震保険金の銀行支払ができない。東京海上では、現金払いが決まったので、支社で保険金の受け渡しを受けて、原付バイクで契約者宅をお見舞いがてら、保険金支払いを行なって回ったらしひ。
さぁ~て、残すは一件。問題ありのおうち。支払保険金は、わずかに100万円。いまだったら、こんないい加減な付保は、出来なひハズ。
ま、當時と今ぢゃ地震保険の引き受け規定が違ふからかな。
いまだったら、コンピュータ様が『引き受け下限規定に反しています』と契約書作成をハジクはず。
行ってみると案の定、契約者様宅は、全壊ぶっつぶれていたんです。家族で庭で焚火しながら、夕食をとっている。
代理店さんは、お見舞いをのべて、おそるおそる保険金支払いを申し出たのです。
その家の御主人は、缶詰をさかなに酒を飲みながら、「キミー、ほんとに有難ふ。」「かふいふときの、百万円は、普段の時の一億円やで。」といってくれた。いまだ寒い。春のゆうべのことでした。
阪神淡路震災の時の地震保険加入率は、いまだ30%程度でした(いま、やふやく50%越えたぐらひ。)。
たしかに保険での家の立て直しはムリだな(ともいえないけど、打つ手アリ。裏ワザアリ。それは次回)。
やっぱ入っておかふよ。地震保険。
つづく。