日銀の金融緩和政策見直し観測で円高

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +172.16 @25,414.10, NASDAQ +91.47 @7,932.24)。ドル円為替レートは110円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,733に対して、下落銘柄数は309となった。騰落レシオは101.92%。東証1部の売買代金は2兆3957億円。

TOPIX +12 @1,766
日経平均 -27円 @22,587円

TOPIXは小幅高、日経平均は小幅安となった。米国とEUが貿易摩擦の緩和で合意し、通商貿易を巡る不透明感が後退して幅広い銘柄が上げてた。ただ、日銀が上場投資信託(ETF)の購入配分を見直し、日経平均連動型を減らし、TOPIX連動型を増やす方向で検討するとの伝わると、日経平均寄与度が大きいファーストリテイリングをはじめとする値嵩株が売られた。

日銀の金融緩和政策の修正観測がくすぶり、債券が売られ、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが0.10%に上昇した。日銀が固定利回りで無制限に国債を買い入れる指値オペは実施せず、ある程度の金利上昇を日銀は容認していると解釈された。これを受け、円買い・ドル売りが活発化し、円高方向へ動いた。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、陸運(2位)、ガラス・土石(3位)、建設(4位)、電気・ガス(5位)となった。

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