TOPIX +15 @1,745
日経平均 +100円 @22,697円
TOPIXも日経平均も3日続伸した。円相場が1ドル=112円台の円安・ドル高水準が続いていることを好感している。日経平均は23,000円が上値抵抗線として意識される。3度目の正直で上放れできるか、或いは、また下へ跳ね返されるか?
7月16日に中国国家統計局が4~6月期のGDP成長率を発表した。実質で前年同期比6.7%増だった。これは1~3月期を0.1ポイント下回り、2017年7~9月以来の減速となった。6月までは輸出は堅調だったが、米国との貿易戦争の影響が今後は出始めると見られ、不透明感は高まっている。中国景気の減速懸念から、安川電機やファナックなどの中国関連銘柄が下げたが、他方、猛暑を手がかりに氷菓製造を手がける明治HD、森永乳業、グリコなどはサマーストックとして買われた。
米中貿易摩擦が激化すれば、米国の輸入が減少して米国の経常収支の赤字が改善するため、ドル高要因となる。また、日本企業が外国の企業をM&Aにより取得しているので、円売り・ドル買いが発生し、ドル高要因となっている。いずれにせよ、足元は円安・ドル高圧力が高いようだ。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、陸運(1位)、食料品(2位)、海運(3位)、電気・ガス(4位)、その他製品(5位)となった。