日経平均は25日移動平均線を回復

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -42.41 @24,657.80, NASDAQ -55.93 @7,781.51)。ドル円為替レートは110円台後半の水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が713に対して、下落銘柄数は1,303となった。騰落レシオは81.01%。東証1部の売買代金は2兆5002億円。

TOPIX -2 @1,751
日経平均 +138円 @22,693円

TOPIXはわずかに下げ、日経平均は小幅高となった。時価総額が大きい銀行株が下げたのでTOPIXは若干下げたが、日経平均は25日移動平均線を回復した。5月30日と6月20日は上向きの60日移動平均線にサポートされるように下げ止まった。再び23,000円の上値抵抗線突破に向けて動くかな?今度は3度目の正直となる。

欧州連合(EU)は米国の鉄鋼・アルミニウム輸入制限に対抗して、6月22日から報復関税を課すと決定した。米国は中国だけでなく、世界中の主要国とも貿易摩擦を起こし、エスカレートさせることを厭わない。第2次世界大戦後は長い間、自由貿易の旗手だったのに、今は重商主義の亡霊にとり憑かれているとしか思えないが、あの大統領だったらやるだろうと妙に納得してしまう。せっかくの減税の効果が保護主義政策により米企業の投資を抑制してしまい、それが巡り巡って日本企業の業績にも影響してくるのではないか?

33業種中20業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、銀行(2位)、電気・ガス(3位)、その他金融(4位)、証券(5位)となった。


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