５歳の子供が虐待死 ３０年６月１１日(月） ２１時０４分

[堅実さん]

　なんとも、やりきれないニュースである。５歳の子供に、何の罪があるのか。虐待されて、最後は死亡。

「もっとあしたはできるようにするからもうおねがいゆるして」などと結愛ちゃんが書いたノートが見つかっていた。

毎朝４時ごろに、目覚まし時計で、一人で起床し、平仮名の練習をさせられていたという。３月の４時はまだ暗い。照明も無い中で、ひらがなを書いている情景を想像すると、痛ましい。

　５歳の子供が４時に起床し、ひらがなの練習とは。５歳の子供の起きる時間ではない。普通は、６時か７時である。これも虐待である。

「もっとあしたはできるようにするからもうおねがいゆるして」という、心の叫びである。そして死んだ。やりきれない話である。

(以前、こんなブログを書いた。子供の頃、虐待を受けると、その後遺症が一生、続き、社会生活がうまく出来ない事が多い。また、親になって、子供を、同じ様に虐待するという。今回の新幹線の殺人事件はまさにこれだったのでは。)

社会の病理である。また、児童相談所とか、警察、市の対応は、不十分であると考える。お互いに、連絡を密にとり、対応すべし。人員が足りないなら、増やすべし。

もう一つ、感じるのは、児童相談所とか、警察、市の対応は、怠慢ではないか。給料はしっかり貰って、仕事はしない体質になっていないか。これも検証する必要がある。

私も、市役所に行ってみると、１階の住民票の係は、忙しいが、２階から上はのんびり仕事をしていると考える。

（以下は、朝日新聞デジタルより　2018年06月06日
13時48分）

 　東京都目黒区で虐待を受けたとされる船戸結愛（ゆあ）ちゃん（５）が３月に死亡した事件で、警視庁は６日、父親の無職船戸雄大容疑者（３３）を、保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕し、母親の優里容疑者（２５）も同容疑で新たに逮捕した。

　２人は１月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えずに栄養失調状態に陥らせ、２月下旬ごろには結愛ちゃんが衰弱して嘔吐（おうと）するなどしたにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院を受診させることをせずに放置。３月２日に低栄養状態などで起きた肺炎による敗血症で死亡させた疑い。

　結愛ちゃんの体重は死亡時、同年代の平均の約２０キロを下回る１２・２キロだった。部屋からは、「もっとあしたはできるようにするからもうおねがいゆるして」などと結愛ちゃんが書いたノートが見つかっていた。毎朝４時ごろに起床し、平仮名の練習をさせられていたという。