数々の重要イベントを控えて様子見か?

優利加さん
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昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +95.02 @25,241.41, NASDAQ -54.17 @7,635.07)。ドル円為替レートは109円台後半だが前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多くなった。東証1部では、上昇銘柄数が822に対して、下落銘柄数は1,163となった。騰落レシオは96.90%。東証1部の売買代金は2兆9207億円。

TOPIX -8 @1,781
日経平均 -129円 @22,695円

連日高値更新を続けていたナスダックが反落した。TOPIXも日経平均も反落した。日経平均は前日の陽線に対して陰線のたすきをかけるように反落する「たすき線」となった。日経平均は4日連続上昇して前日までの上げ幅が600円を超えていたところへ円相場が後場から円高方向へ振れたので、利益確定売りが出やすかった。さらに、週末から来週にかけて海外で重要な経済・政治日程が控えている(主要7カ国首脳会議、日米欧の近制作の会合、米朝首脳会談など)ため、積極的な買いは見送られた。香港や台湾などのアジア株がほぼ全面安となったことも日本株相場の足を引っ張った。

日経平均の日足チャートを見ると、2月27日の戻り高値@22,502円が直近の下値支持線として意識される。これを割り込まない限り、まだ上昇基調と考えられるが、もし割り込んだら、22,000~23,000円の間で上下を繰り返すレンジ相場となりそうだ。

33業種24業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、海運(2位)、石油・石炭(3位)、鉄鋼(4位)、証券(5位)となった。

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