日経平均、25日移動平均線を回復

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -13.71 @24,799.98, NASDAQ +31.40 @7,637.86)。ドル円為替レートは110円に近い109円台後半の水準での動きだった。本日の日本株は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が963に対して、下落銘柄数は1,026となった。騰落レシオは94.24%。東証1部の売買代金は2兆4356億円。

TOPIX +3 @1,778
日経平均 +86円 @22,623円

NYダウは小幅安となったがナスダックが最高値を更新した。TOPIXはわずかに上げ、日経平均は小幅高となった。日経平均は25日移動平均線を回復した。イタリア政局の混乱を嫌気したユーロ売りが一巡し、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和政策がいよいよ終了するとの見方から、ユーロ高傾向となっている。さらに、5月のユーロ急落のきっかけとなったイタリアでは、新首相のコンテ氏が所信表明演説で「ユーロ離脱は検討していない」と述べたこともユーロ買いを支えた。米国景気も堅調なことが改めて認識されている。欧米は金融緩和縮小に対して、日本だけが金融緩和継続であり、この金融政策の方向性の違いが円安要因となっている。来週は、ECB理事会、米国FOMC、日銀の金融政策決定会合などが開催され、日米欧の金融政策の方向性に市場の注目が集まっている。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、パルプ・紙(3位)、非鉄金属(4位)、ゴム製品(5位)となった。

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