昨日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +306.33 @24,667.78, NASDAQ +65.86 @7,462.45)。ドル円為替レートは108円台後半での動きだった。本日の日本株全般は反発する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,200に対して、下落銘柄数は796となった。騰落レシオは96.08%。東証1部の売買代金は、米MSCIの株価指数構成銘柄の定期入れ替えに伴い、大引けにかけて商いが急増して4兆4333億円に膨らんだ。
TOPIX +11 @1,747
日経平均 +183円 @22,202円
イタリアで連立政権樹立の可能性が再び浮上して、イタリア政局への警戒感がやや和らいだ。その結果、イタリア国債の10年物利回りは低下した。米国株が大幅反発したことを受けて、TOPIXも日経平均も反発した。円相場が円安・ユーロ高に動いたことも株式相場にとって追い風となった。だが、これに水を差したのが、朝方発表になった4月の鉱工業生産の鈍さだった。速報値は前月比0.3%の上昇となり、市場予想の中央値(1.3%上昇)を下回った。マクロ経済環境は良好という認識が将来の株価上昇というシナリオを支えているのに、その前提が危ぶまれる。米国株の大幅反発に比べて日本株の反発が物足りなかったのはここに原因がありそうだ。
日経平均は反発はしたが、昨日空けた窓をまだ埋めきれていない。とは言え、3月13日戻り高値が下値支持線として機能したことは確である。
33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、ガラス・土石(2位)、精密機器(3位)、その他製品(4位)、化学(5位)となった。
TOPIX +11 @1,747
日経平均 +183円 @22,202円
イタリアで連立政権樹立の可能性が再び浮上して、イタリア政局への警戒感がやや和らいだ。その結果、イタリア国債の10年物利回りは低下した。米国株が大幅反発したことを受けて、TOPIXも日経平均も反発した。円相場が円安・ユーロ高に動いたことも株式相場にとって追い風となった。だが、これに水を差したのが、朝方発表になった4月の鉱工業生産の鈍さだった。速報値は前月比0.3%の上昇となり、市場予想の中央値(1.3%上昇)を下回った。マクロ経済環境は良好という認識が将来の株価上昇というシナリオを支えているのに、その前提が危ぶまれる。米国株の大幅反発に比べて日本株の反発が物足りなかったのはここに原因がありそうだ。
日経平均は反発はしたが、昨日空けた窓をまだ埋めきれていない。とは言え、3月13日戻り高値が下値支持線として機能したことは確である。
33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、ガラス・土石(2位)、精密機器(3位)、その他製品(4位)、化学(5位)となった。