映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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NY高を受け底を守りきれるか
11日のNYは、大きく下げて始まったが、リーマンの救済についての報道がでて、結局11433.71(+164.79)となった。雲の下限11337、転換線11414を超えたが、基準線11452の手前で終わった形。8日の終値11510はまだ上で、5日の安値が二番底であるかどうかまだ確証はないが、下値がきりあがっているので、多少期待をもたせる。週足の基準線11982はまだはるか上なので基調は下げではあるが、転換線11347を回復しており、リバウンドが続いていくかどうか様子を見るべきところであろう。まだ証券大手の決算をみないと、金融不安の行き先はみえないが、金融不安を拡大しないというアメリカ政府の姿勢は明確であると思われ、悪材料がでれば、それに対する対策が順次でてくるのではないかとやや楽観的に思っている。
ユーロ円は、ユーロが暴落に近い下げを演じている。昨年の8月の安値もきってきている。このあたり月足の遅行線が日々線とぶつかっているので、節目でもあるようだが、ここを下抜けるとさらに下げが加速しかねない。ヨーロッパ市場に依存している輸出産業は苦しい。一方ドル円は比較的落ち着いている。目先転換線107.39を割っているが、雲の上106.9前後でとまっている。週足の雲の下限も106.43にある。ここをドル安へ突破してくると、潮目が少し怪しくなるが、今のところは、週足基準線103.21の上、雲の上限108.29の下でレンジ内の動きとみられる。
さて11日の日経平均は、12102.50円(244.13円安)。大きく下げた。が、日足基準線12775、転換線12511のはるか下にあり、3月安値11691まであと数百円。TOPIXの終値1162にいたっては、3月安値1139まで30ポイントもない。値更新まで風前の灯であるが、SQを控えての先物に振り回されているとの見方もささやかれているようなので、NY高をうけて、なんとか安値をきらずにと希望をつなぎたいところだ。NYの二番底がはっきりすれば、また違った展開になると思われる。
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