対ユーロでも円高が進行

優利加さん
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昨日の米国株式相場は休場だった。ドル円為替レートは109円台前半の前日比円高水準で動いた。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が507に対して、下落銘柄数は1,499となった。騰落レシオは99.98%。東証1部の売買代金は2兆354億円。

TOPIX -9 @1,762
日経平均 -123円 @22,358円

対ドルだけでなく対ユーロでも円高が進み、TOPIXも日経平均も下げた。イタリヤやスペインなど南欧の政治リスクが意識され始め、欧州政治の先行き不透明感から、外為市場ではユーロ安が進行している。一時、1ユーロ=126円台半ばと約11ヶ月ぶりの円高・ユーロ安水準となった。欧州の売上比率が高い銘柄(ミネベア、リコーなど)は下げが目立った。値嵩株を中心に先物との裁定解消売りで売りが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時200円を超えた。

欧州では市場予想を下回る景気指標が目立ち、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和縮小が遅れるとの見方が強まっている。これに政治不安が加わったことで、足元でユーロが売られ、円高となっている。

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、非鉄金属(2位)、その他金融(3位)、証券(4位)、鉄鋼(5位)となった。



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