2月27日の下値支持線で辛うじて踏みとどまっている

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -58.67 @24,753.09, NASDAQ +9.42 @7,433.85)。ドル円為替レートは109円台半ばの水準で動いた。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が870に対して、下落銘柄数は1,107となった。騰落レシオは105.53%。東証1部の売買代金は1兆8136億円と、2兆円を割り込んだ。

TOPIX -1 @1,770
日経平均 +30円 @22,481円

TOPIXはわずかに上げ、日経平均はわずかに上げた。米朝首脳会談は一旦中止が決まったのだが、開催に向けて再調整が始まり、両国の関係が悪化するとの懸念はやや後退し、株式相場にプラス用意員となった。他方、円相場は円安方向に動こうとしたが、結局、円高方向に動き、株式相場にマイナス要因となった。相反する力が作用してほぼ相殺し合った。WTI先物相場が下げ、原燃料代の削減に繋がる空運や化学株が上げた。反対に、石油、鉱業株は大きく下げた。原油安は日本経済全体にとってはプラス要因となるはずだ。原油安となったのは、前週末にサウジアラビアとロシアが協調減産を緩める検討をしていると報道され、イランからの供給減少の不安が後退したからである。

日経平均の日足を見ると、はぼ十字線で終えており、売り買いの力が拮抗している。2月27日の戻り高値辺りの下値支持線で辛うじて踏みとどまっている感じである。25日移動平均線を割り込んでいるので、下げやすい状況ではある。

33業種中18業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、海運(3位)、その他製品(4位)、卸売(5位)となった。

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