日米金利差縮小 ⇒ やや円高

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +332.36 @24,262.51, NASDAQ +121.47 @ 7,209.62)。ドル円為替レートは108円台後半~109円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,212に対して、下落銘柄数は771となった。騰落レシオは123.21%。東証1部の売買代金は2兆3463億円。

TOPIX +2 @1,773
日経平均 -6円 @22,467円

TOPIXはわずかに上げ、日経平均は小幅安となった。4月の米国雇用統計の発表を受けて、米国利上げ観測が後退し、米国長期金利の上昇が一服した。日米金利差が縮小し、108円台後半の円高・ドル安方向へ円相場が振れる場面があった。米国長期金利の低下で、運用環境の改善期待が後退した生保株が下げた。米国金利の上昇の煽りを受けて、新興国が次々と利上げに追い込まれている。アルゼンチンの金利は年40%まで上げた。

イランへの経済制裁を再開するかどうかをトランプ米大統領が判断する期限が5月12日に迫ってきた。イランの核合意を巡る中東の地政学リスクが高まった。これを受け、米国原油先物WTIは約3年5ヶ月ぶりに1バレル70ドル台に上昇した。これを嫌気して、空運、海運、パルプ・紙など業績にマイナス要因となる業種が下げた。
https://chartpark.com/wti.html

33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、石油・石炭(2位)、鉄鋼(3位)、その他製品(4位)、鉱業(5位)となった。

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