中東地政学リスクの後退と米TPP復帰の可能性

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +293.60@24,483.05, NASDAQ +71.22 @7,140.25)。ドル円為替レートは107円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,368に対して、下落銘柄数は638となった。騰落レシオは105.78%。東証1部の売買代金は2兆4390億円。

TOPIX +11 @1,729
日経平均 +118円 @21,779円

TOPIXも日経平均も小幅反発した。日経平均の上昇幅は一時、250円を超えた。トランプ政権が対シリア軍事行動の判断先送りを決め、中東の地政学的リスクが少し後退した。さらに、トランプ米大統領がTPPの復帰条件の検討を指示したことから、保護主義的な姿勢の緩和に繋がるとの期待も相場の下支えとなった。

米債券市場で、長短金利差の縮小が一服した。これは、短期金利で調達し、長期金利で運用する銀行にとって利ざや拡大となるので、銀行株が大幅高となった。

海外投資家は1月半ばから日本株を売り越してきた。しかし、4月第1週に13週間ぶりに現物株と株価指数先物との合計で、買い越しに転じた。これでチャートに現れている潮流の変化が裏付けられた。

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、銀行(3位)、機械(4位)、金属製品(5位)となった。

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