優利加さんのブログ

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薄商いの中、円高で

昨日の米国株式相場は小幅上昇した(DJIA +28.09 @24,774.30, NASDAQ +3.09 @6,939.34)。ドル円為替レートは112円台後半の前日比円高方向での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が606に対して、下落銘柄数は1,353となった。騰落レシオは110.81%。東証1部の売買代金は1兆7305億円。

TOPIX -11 @1,819
日経平均 -127円 @22,784円

TOPIXも日経平均も下げた。北朝鮮が新たにミサイル発射の準備をしているとの報道があり、円相場が円高方向へ動き、日経平均先物の売りを誘った。年末なので海外投資家や機関投資家の多くは休暇にはいっており、薄商いだった。

2010年以来、日銀は金融緩和の手段の一つとしてETFを大量に買い続けてきた。年6兆円規模で買っており、2017年度は最大の買い手となる見通しであるが、このような異常事態がいつまでも続くはずがなく、必ず終わりが来る。黒田日銀総裁は物価目標2%を達成するまで続けると言っているが、日本経済はバブル時代を超える人手不足となるほど完全雇用状態である。いつまでもデフレだとは言ってられない。来年度中にも政府は「脱デフレ」を宣言すると見られている。そうなると日銀がETF買いを続ける大義名分が怪しくなり、来年中にも終わるのではないだろうか。日銀のETF買いは止まるだけでは済まない。時間をかけて徐々に売って行くことになる。株式相場が上昇過程ならその売りを吸収できるが、横ばいか下落過程なら下げに拍車をかけるとになる。

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、銀行(1位)、証券(2位)、水産・農林(3位)、石油・石炭(4位)、保険(5位)となった。

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