優利加さんのブログ

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世界的金利上昇期待を背景に銀行株買い

昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +56.87 @24,386.03, NASDAQ +35.00 @6,875.08)。ドル円為替レートは113円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が910に対して、下落銘柄数は1,024となった。騰落レシオは106.40%。東証1部の売買代金は2兆5106億円。

TOPIX +2 @1,815
日経平均 -73円 @22,866円

最近の相場急上昇を受けた利益確定売りが優勢な中、TOPIXはわずかに上げ、日経平均は小幅安となった。米国の金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)など海外の重要イベントを控え、様子見姿勢が強まった一方、クリスマス休暇に入った海外勢も多いとみられるため、売買高が減少気味だ。

最近の特徴は値嵩株のハイテク株が売られ(日経平均に下げ圧力)、割安感のある銀行株が買われる(TOPIXに上げ圧力)ということ。三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループはいずれも年初来高値を更新した。銀行株上昇の背景には、国際的に展開する大手銀行を対象にした新たな国際資本規制の枠組み(バーゼルIII)が12月8日、最終決着したことがある。さらに、今回のFOMCでは利上げがほぼ確実視されており、来年も利上げの局面が続く見通しである。世界的に金利上昇観測が高まっている(一時的かもしれないが)ため、銀行の利ざや拡大が期待される。ただ、銀行株が本格的に上昇するには、貸出金利ざやの拡大につながるような国内長期金利の上昇見通しが強まる必要がある。そのためには、企業の好業績が継続し、賃金の上昇など雇用環境の改善が続かなければならない。

最近の原油高傾向を反映して、鉱業、石油・石炭が高い上昇率を示した。https://chartpark.com/wti.html

33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石炭・石油(2位)、銀行(3位)、海運(4位)、証券(5位)となった。

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