株と考えず、ある商品を買うとき、わざわざ高値で買ってどうする?ということ。商品(株でいえば銘柄)は同じものなら安くで買うのがお得なことは言うまでもない。だから、私は下落局面で底と思ったら買い、上昇したら(伸びが止まったら)売るというスタイルで投資している。
特に私のような専業投資家は購入チャンスが多い。いかに「買いたい!」意欲を抑えるかは重要。特に前場は、かなり下の株価で指値をいれておき、「どう見てもこの銘柄がこの株価なら安い!」という価格にならないと買わないようにしている。
それで、買えないのなら…その銘柄とは縁がないだけ。
■株でいえば高値で買うのは「ブレイクアウト」戦術。流れにのって買うのはいいが、もともと高値で買うと下落した際の損失は大きい。これで勝てる人はセンスのある人。株上手はこの戦術でも成功できるだろうが、個人投資家の大部分はこれで損している。
→「ブレイクアウト」戦術をしたいなら、ブレイクアウトした瞬間が一番リスクあ少ない。瞬間に買い、もし下落したら即損切するならリスクは最少ですむ。
株価は急伸したときに買うべきではない。必ず急伸後、横横になる期間や押し目をつくるときがある。高値でも買える瞬間というのはそういう時。それはチャート上では、横横になって株価が25日線に近づくなどあるが、そこは適正株価を考えながらIN機会は様々。
■私はほぼ「押し目」戦術の投資家。元々、下がったところで買うのでリスクは少ない。ただ、落ちるナイフを拾うので更なる下落の覚悟は必要。具体的にはINするとき、その銘柄の適正株価を算出しておく。そしてそこからの5%~10%ぐらいのマイナスをつける可能性も十分にあることは覚悟しておく。「神様じゃないからピッタリでエントリーできるはずない!」ぐらいの割り切りが必要。適正株価でエントリーしても相場によってそこから平気で+-20%ぐらいは変動することはよくあることだ(適正株価100円なら80円~120円ぐらいまで株価は動く。いや、もっと広いかもしれない。)。
私のエントリーするタイミングは基本として適正株価から▲3%以上下(よほど自信あれば適正株価でもINすることもある)。それでも読み誤りは多々ある。しかし、今のようなファンダメンタルが通用しやすい相場では8割は勝てる。
但し、業績の下方修正・投資の前提となった事象が崩れればすぐ損切すること。また、適正株価▲10%~まで下落した場合は、回復が鈍い場合もあるので買値と同値or若干のマイナスで撤退も相場を見ながら検討することも必要とみる。
(*適正株価の自分なりの算出は後日別途触れたいと思う。)