ノルウェー。
北欧の国。フィヨルド。
欧州なのにEUに加盟していない国。
海洋油田から、石油、天然ガスが取れる資源国。
通貨はクローネ。首都はオスロ。
ノルウェーと言われれば、一体何を思い浮かべるだろうか。
まず思いつくのが、フィヨルド。
確か、中学あたりの地理で習った様な。
しかし、他にも色々と調べてみると面白い。
経済を通してみて見よう。
ノルウェーはEUに加盟していない。
恐らく、ノルウェーの福祉の厚さゆえ、移民が大量に入ってくるとパンクする恐れがあるからでは。
(もしかしたら輸出、輸入に足かせになるリスクもあるかもしれない。)
そして原油。
北海油田はイギリスに次ぐ鉱区を持つ。
そんなワケで、石油と石油製品が輸出品。(他にも色々あるけど割愛)
そして、なんとも羨ましいのが、石油・天然ガスの国内消費量は少なく、大部分を輸出にまわせることだ。
ノルウェーは北国なので寒いが、山の多い国土の高低差を生かして水力発電が盛んだ。
国内の電力発電のほとんどが水力発電でまかなえる為、火力発電は少しで済むし電力も安い。
ガソリン車の代わりとしてEVが注目を浴びるが、
ノルウェーの様な電力の安い国の方が普及しやすいのではなかろうか。
そして、山が多いということは木も多い。林業も盛んだ。
おっと、これも忘れてはいけない。
電気代が安いと、アルミニウムが作れる。
(アルミ生産は電力を大量に消費するため、電気代の安い国でないと採算が取れない)
次は食糧事情。
寒い土地なので農業よりも酪農の方が盛ん。
そして小麦より寒さに強い大麦の方が生産量が多い。
と言っても、輸入に頼る部分もあるが。
忘れてはならない水産業。
暖流と寒流が混じる海域のため、魚が多く取れ、その結果水産業が昔から盛んだ。
(スモークサーモンが有名だよね!)
…といったところ。
ここ数年は原油安からか、クローネの利下げをしていた。
色々と興味をそそられるのだが、残念なことに投資手段が極めて少ない(涙)
ファンドではノルウェー単独の物はなく、
北欧を投資対象としたファンドに投資するしかない。
また、通貨ではFXなら提供している会社はいくつかあるが、
外貨預金で提供しているところはごく少数。
主な所では、SMBC信託銀行、新生銀行、千葉銀行ぐらいだった。
もしかしたら、ノルウェーを投資対象に考えている奴は私ぐらいなのかもしれないが(汗)