実のところ、それは遺伝です（早朝実況）

[lopriderさん]

登場人物：

LOP：主人公

Q美：LOPの妻。成分表示（糖質99％・睡眠99％・その他）

H太：LOPの息子。趣味（ゲーム・宿題をためること）

「ああアナタ、まだ真っ暗だよ。ホントに眠いねえ（あくび）・・・。H太はどうしてる？」

「いま宿題をやってる。連休の頭にやっておけばよかったのに、あんな宿題をためて、直前の朝になって必死でやってるなんて無計画すぎるよねえ。一体誰に似たんだろう・・・まったく親の顔が見たいよ。」

「ハイ、鏡はそこデス。どうぞ（あくび）・・・。でもまあ、まだ早いからもういちど寝たら？」

「そうだねえ。でも、たまってる仕事をなんとかしないと。それに、いまＤＮＡ鑑定関連の株を調べてるんだ・・・。わりとニーズが多いみたいだしねえ。」

「そう？鑑定とかして、実は親子じゃなかったとかわかったら修羅場かもねえ。でもまあ、実はワタシも今朝は二度寝してられないんだよ。声楽の課題がたくさん残ってるんだ。先生がわりとマジだから。あーもう、ヤダ・・・。で、アナタのシゴトのほうはどんぐらい残ってるの？」

「3日分。」

「ああ、H太は間違いなくアナタの血を引いてるよ・・・。」

「おまゆう！。ヤツの様子を見に行ったら、あくびばっかりしてゼンゼン進んでなかったよ。それってダレに似たのかなあ。」

「・・・ねえ・・・！」

「どうしたの？」

「パパもママも喧嘩やめてよ。宿題に手がつかないよ。気になっちゃって。」

「うん・・・わかった。（小声で）この真面目さはねえ・・・。」

「（小声で）間違いなく、どこか隔世遺伝的なものだなあ。」

「どっから来たのか謎だよねえ・・・。（声がハモった。）」