映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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NYも東京も上値重く
3日のNYダウは 11532.88(+15.96)と小幅な上昇。しかしS&Pとナスダックは小幅に下げている。原油が引き続き下落しているが、むしろ景気後退のサインとして受け取られているようだ。日足の水準としては、雲の中で上下しており、転換線11540のすぐ下、基準線11496のすぐ上で、MACDもゼロラインを張っており、方向感がはっきりしない。ただ昨日長い上ひげをつけており、上値は重たい。週足は雲の下、基準線11982の下、転換線11347の上で、弱いリバウンドの範囲。基調はなお下降であるが、7月安値以来下値を確実に切り上げてはきているので、7月の底値形成を期待したいところではある。
ドル円は日足は、基準線109円のすぐ下にあるが、週足は基準線は103、転換線は107の上で、まだドル高基調は変わらない。ただ週足の雲の下限は108.04にあり、ここでぶつかって押し戻されている形であり、107あたりを切ってくれば、変調の可能性もあるので注意が必要だろう。
3日の日経平均は、12689.59円(80.12円高)と戻したものの、上値は重い。かろうじて8月22日の安値までもどしているが、昨日の始値や高値にもとどいていないし、雲の下、基準線12979の下で、転換線12785もまだかなり上。自律反発の程度である。週足では、雲の下、転換線13047の下で、転換線が基準線13146を切って下降中。下降基調が継続している。月足は雲の下限12583近辺でとまっている形で、3月の終値12525の近辺にきている。このあたりでなんとか下げ止まって二番底を形成してくれることを期待したいところだが、どうだろうか。3月安値11691の近くまでまた下げるとは思いたくないが、ただ月足のTOPIXはすでに雲の下限をきってきており、いささか不吉ではある。
金融不安は次第におさまりつつあるように思えるが、住宅金融会社の処置が決まらないと最終的には落ち着かないだろう。そちらが落ち着かないと、アメリカ経済の後退、世界経済の減速の懸念もなかなかおさまらず、文字通り雲の中が続きそうだ。
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