自然治癒で虫歯は治る
全ての虫歯を自然治癒で治すのは不可能ですが、初期の虫歯であれば治すことは可能です。自然治癒を起こすには、お口の中で「再石灰化(さいせっかいか)」を促進させなければいけません。この再石灰化は1911年に発見され、現在ではこの仕組みを利用し、なるべく歯を残すための治療を歯医者さんは行ってくれます。(歯科用タービン)
再石灰化で歯が守られる
再石灰化とは歯を「脱灰(だっかい)」から守る、唾液による自然治癒のメカニズムのことをいいます。簡単に言えば歯の再生機能です。脱灰とは、酸により歯のカルシウム分が溶出する現象です。つまり、脱灰により歯のエナメル質の部分が溶け出して、虫歯菌に蝕まれてしまう可能性があるのです。(根管長測定器 )
しかし、脱灰の状態がずっと続いているのではなく、私たちの口の中から出る唾液が再石灰化(自然治癒)を促し、脱灰を中和させる働きをしてくれるのです。また、脱灰により溶けてしまったエナメル質を元に戻すのではなく、歯の密度を高め虫歯に強いエナメル質に変化させる効果があります。