今日から9月ですね。気分一新、すかっと秋晴れっ! といきたいところですが、昨日も猛烈な雷雨でしたね。
今日は大丈夫でしたが、さてこの秋の気候は?
気候の不安、生活の不安、そして、社会全体も不安です。
その、不安に付け込んで金儲けしようとする輩がいますね。
■ネットの新聞ニュースから
30日午後4時ごろ、草津市の無職女性(63)から「振り込め詐欺の被害に遭った」と草津署に届け出があった。
同署によると、26日夕、息子を名乗る男から女性あてに「友人の借金の保証人になった。弁護士から半額は肩代わりしないといけないと言われ、金が必要になった」と電話があり、女性は27日から3回に分けて、市内の銀行のATM(現金自動預払機)から計190万円を指定された口座に振り込んだという。
同署は振り込め詐欺とみて捜査している。
しょっちゅう報道されている事ながら、190万円という金額には、大切な貯金なんだろうなあというリアリティを感じ、なんといいましょうか、この女性の恐怖や焦燥を想像してしまいました。
「詐欺である」と判断できるまでの3日間、息子のことを思い、この方は生きた心地もしなかったのではないかと思います。
知り合いの歯科医の奥様からも、振り込め詐欺のお話を聞きました。
こちらは、まず、息子さんの携帯電話に、執拗にいたずら電話をかけることからスタートしています。
息子さんは、うっとおしいので電源をOFF.
それを確認した犯人は、奥様に電話します。
奥様は、確認のために本人に確認しようとしても、電源が入っていないから出ません。
「携帯電話は通じないところに、息子はいるからね」と電話の向こうで犯人は、そういったのだそうです。
巧妙です。
携帯電話の番号と、家が歯科医であること、それからトラブルの内容にリアリティがあって、非常に気味が悪いとのことです。
こういった悪事のターゲットにされ、引っかかってしまうのは、高齢者の方が多いようです。
弱い人をいじめる、信じやすい人をだます、無防備な人から奪うというのは、社会の不安の最大要因です。
このような動きに対して厳罰を処するように法の改正をしてもらいたいものです。
今の刑法は、疑わしきは罰せず、というセオリーで一貫していますが、明らかに心証は黒だろう、というものまで、グレーゾーンといいくるめられているから、悪いやつが横行するのです。
言いくるめられないように、立法、行政にはがんばってもらいたいです。
私たちが、安心して生きていくために。
■グレーゾーンの商法
ちょっと良さげなプレゼントの配布や、百円で買えます、という広告につられて、健康セミナーなるものに参加して、いつの間にか高額のものを、「納得して」購入しているというのも、高齢者に多いです。
「寝たきりになったら困るでしょ」、というトークと、提示される商品に、直接の関係は持たせていないようですが、その場の雰囲気では、間違いなく、関係ありを匂わせていますよ。
契約書を結び、クーリングオフにも応じているみたいだから、違法ではないというのが、現在の立ち位置のようですが、真っ当な商人道に反している。
おまけにつられて、高額な健康食品や浄水器、布団、温泉の石などを、ローンを組んで買わされていても、ご本人が望んだことになっているし、無理やりかわせたわけではない。
しかし、高齢者を食いものにしている。
無理やりではなく、客が納得して買っているところがポイントですね。
来てるのは暇な高齢者で悪徳手口の知識なく、健康不安があり、 お金もちょっとはある方ばかりだから。
健康という言葉に弱い世代が犠牲者となり、中には、年金や老後の 蓄えを全部つかってしまう人もいるとか。
私の住む町にも、空きテナントに、一つはいってます。
休日に前を通りかかりましたが空きテナントのように見えました。
もう営業してないのかな・・・・・
と思ってましたら、月曜~金曜は飾り付けしてやってました。
お年寄りがたくさんいました。
人通りの多くなる土日は、店の看板もしまいこんでます。
店の看板を堂々と出せないような商売が、あるか!
以前に、別の会場でやってたときに、何かのローンを組んじゃったというおばあちゃんの家族からききましたが、会場が他に移っても、健康にいいから通販で買うように説明してるようですね。
一度厚遇されてしまうと、お年寄りの場合は怪しい物でも、なかなかそれを直視しないですからね。
催眠商法と断定できない程度にグレーゾーンの商法だけに、取り締まりが難しいのだろうとは理解できますが、こういう事業をやってる人は狙い撃ちして捕まえて欲しいと思います。