優利加さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ1602件目 / 全3097件次へ »
ブログ

ジャクソンホール会議、無難に通過だが・・・

先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +30.27 @21,813.67, NASDAQ -5.68 @6,265.64)。ドル円為替レートは109円台前半での推移。本日の日本株全般は上げる銘柄がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,184に対して、下落銘柄数は713となった。騰落レシオは98.06%。東証1部の売買代金は1兆7447億円。

TOPIX +3 @1,600
日経平均 -3円 @19,450円

TOPIXは小幅上昇し、日経平均は小幅下落した。注目されていたジャクソンホール会議でイエレンFRB
議長が金融政策の先行きについて言及せず、東京市場の反応は限定的だった。米長期金利が低下し、円高が進み買いが控えられ、同時に保険や銀行など時価総額の大きい金融株が売られた。

米長期金利がじりじり下げ、12月の米利上げ確率も低迷しており、また、北朝鮮ミサイル発射問題など地政学的リスクや米トランプ大統領の政権運営への疑念もあり円安方向にはなかなか動きそうにない。さらに、米商品先物取引委員会(CFTC)によると、8月22日時点での通貨先物市場での円の売越高(投機筋)は7万4000枚と5週連続で縮小した。円高懸念は業績懸念につながる。確かに2017年4~6月期は好決算が相次いだ。ただ、円相場が前年同期に比べて円安であったことを考えると当然の結果と言える。下期については足元の為替水準が前年同期と変わらないため、円安によるメリットはほとんどないだろう。となると、前年同期を上回る決算が出せるのかどうか疑問符がつく。これが主力株が期待したように上がれない大きな理由だろう。

33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、医薬品(2位)、繊維製品(3位)、サービス業(4位)、電気・ガス(5位)となった。

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。