mariyoko233さんのブログ

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脱灰と再石灰化の関係性

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石灰化とは

虫歯菌(ミュータンスレンサ球菌)が糖質を元に酸を産生し、歯の表面を脱灰していくことで虫歯になります。しかし、虫歯初期の脱灰は一方的に進行するものではありません。唾液などの働きによって、歯から溶出していたカルシウムイオンやリン酸イオンが再び歯に取り込まれてもとの脱灰される前の状態に戻ります。この現象を歯の再石灰化といいます。(コントラ歯科


脱灰と再石灰化の関係

エナメル質表層は日常的に脱灰と再石灰化を繰り返して均衡を保っています。しかし、糖質の摂取量、食事や間食の頻度や時間、そしてお口の中の清掃状態により脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまいます。成熟したバイオフィルム(固体表面に付着した細菌がコロニー状に凝集し、自らが産生した多糖体と粘着性の膜状複合体を形成したもの)に覆われる時間が長くなると、このバランスが脱灰に傾き、やがては歯質の実質欠損を伴う虫歯へと進行していきます。虫歯初期の段階であれば日頃のセルフケアで歯の再石灰化を促進して、元の状態に回復させることもできます。ただし、虫歯で歯に穴があいてしまった場合元に戻せませんので、早い段階から取り入れていくことをお勧めします。

フッ素は再石灰化を促進する

普段使用している歯磨き剤に含まれる「フッ素」の成分はこの再石灰化を促進してくれる成分になります。フッ素入り歯磨き剤の他には、「MIペースト」と呼ばれる歯磨き仕上げ用ペーストも効果的です。CPP-ACP(リカルデント)配合で、歯の再石灰化に有効なACP(非結晶性リン酸カルシウム)が含まれています。(ストレートハンドピース
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