優利加さんのブログ

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プット・コールレシオPCRに見える弱気

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +5.28 @21,998.99, NASDAQ -7.22 @6,333.01)。ドル円為替レートは110円台後半での推移。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,034に対して、下落銘柄数は874となった。騰落レシオは106.11%。東証1部の売買代金は1兆8757億円。

TOPIX ±0 @1,616
日経平均 -24円 @19,729円

TOPIXはほぼ変わらず、日経平均は小幅安となった。前日に大幅高になった反動で利益確定売りがやや優勢となった。また、4~6月期決算発表が一巡して売買の材料が乏しく相場が膠着した。北朝鮮を巡る地政学リスクが和らぎつつあるが、積極的に買い進もうという雰囲気でもない。どちらかというと、下値不安が大きく残っている。それはオプション市場のプット・コール・レシオ(PCR)に表れている。この数値はプット(売る権利)の総建玉をコール(買う権利)の総建玉で割って算出する。高くなればなるほど、投資家の相場観が弱気に傾き、下げに備えていることを示す。PCRは8月15日時点では1.39倍前後と、2015年8月以来、約2年ぶりの高水準にある。それだけ下げると見る向きが多いということである。8月16日のオプション市場でもプット建玉の増勢がコール建玉のそれを上回っており、PCRは一段と高くなりそうである。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、水産・農林(2位)、空運(3位)、サービス(4位)、陸運(5位)となった。


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