ほんま そうかいさんのブログ

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平成相場三昧伝 還暦記念速習49日間(死の哲学)

☠チベットの死者の書を讀む第35日目

ポワ(転生の修行)

「もっとも一般的なポワは、中央脈管を道とし、意識をその道を旅する旅人として、仏の浄土を目的とする。」

                  出典{チベットの生と死の書}


臨終は、チベット・ヨーガの最高の技術なのだらふ。


よぉ~し!どんと行ってみやふ。

模擬戦・シュミレーション《ポワの行》


導師;ほんま れいかい(佛名)

死者;山田太郎

まず太郎に、*「師子臥法」といふ体位(足を重ね合わせ、右わきを下にして横臥する。)をとらせる。


導師「今、息をひきとった太郎よ。よく聴きなされ。今より死の苦しみは、去り、これより阿弥陀様の浄土(チベット仏教ではリクパ)へと向かわん。」


死者は、いまだ体内に意識を持ってゐるのです。

また話すことは、できなひけれど、ひとの言うことは、よくわかるのです。


山田の妻「お坊さん。なに独り言、言ってるんですよ。それよっか、お経あげてくださいよ。お布施の分だけ」。


導師「奥さん、阿弥陀経とかあげても、学力不足。テレビばっか見て、人生終わった太郎どんには、なんにもわかりませんよ。」


 外なる息が終わり、そろそろ、内なる息も終わろうとしてゐる。

いよいよ、意識が肉体に別れを告げやふとしてゐる。


導師「太郎靈よ、これより、『死に際の行』に入りますぞ。

まずは阿弥陀様を一心に念じるのですよ。」

ナムアミダブツ。ナムアミダブツ。


 導師「からだの*中央脈管に*風(ルン)を流すのです。

あっ!イカン。意識を口から出したら。とてもじゃなひが、浄土には、いけませんぞ。

眼もダメ!キョロキョロしたらイカン。断固、頭のてっぺんから、意識を出すのです。

いままで、太郎どんは、競馬、麻雀、パチンコ、酒ときて、ぜんぜんヨーガの実習をしておらぬな。

片岡鶴太郎をすこしは見習えば、よかったものを。」


山田の妻「お坊さん、さっきから、遺体に向かって、なにブツブツブツ言ってるんですか?」


導師「太郎靈は、だふにもかふにも、信もうすかったし、不勉強。

これでは、往生できぬ。そこで、奥さん。おいどんが、西蔵よりつたわりし、最強のマントラを唱ゑまする。」

OM A HUM VAJRA GURU PADOMA SIDHI HUM

オーン ア フーン ヴェンザ パメ シッディ フーン


山田の妻「あっ!太郎の頭のてっぺんから、湯気が出だした!」


導師「太郎靈よ。よく、やりなさった。もふすぐ光り輝く第1の*バルドーがはじまるのです。そこで極楽往生を目指すのですよ。」


山田の妻「でもセンセ。生前の太郎は、酒は飲むし、株やらFXで退職金を失くすは、私に隠れて、船越英一郎みたひに、バイアグラ飲んで不倫はするわ。

ほーんと、あんな人でも浄土に生まれ変われるんですか?」


導師「奥さん、いまだハッキリとは、言ゑませんが、

すくなくとも『死に際の修行』には、太郎靈は、成功しましたぞ。また、初七日が来たら、太郎靈の様子うかがひに参ります。」つづく

【注釈】

バルドー=中有。生と死の境目。

師子臥法=インドヨーガでいふドラダ・アーサナ。お釈迦様は、この対位法で悟りを開いた。

中央脈管=インドヨーガでいふ。スチュムナー管。カラダの中央にあるプラナーを流す管。

風(ルン)≒氣(チー)≒プラーナ≒氣(き)

                    第35日目 おはり






2件のコメントがあります
  • イメージ
    nyajyaraさん
    2017/7/19 22:38
    こんばんは。

    ぽわしろ!=殺せ!

    じゃなかったのですね。(妙に感心!


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    nyajyaraさん。本日は、朝ゴタゴタしたもので、コメント見落としました(小生朝型)。

    ほーんと麻原のせいで、むちゃくちゃな誤解がひろまりました。

    さぁ~て、今日も風呂入って飯食って10時には寝ませふ。コメントありがとうございました。

                           拝

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