☠チベットの死者の書を讀む第13日目
【バルドー(中有)第三ステージ】死後21日目ぐらひ。
卍 貴方は、バルドー第一のステージ・リクパ(明知)に於いて、解脱できなかった。浄土真宗の家に生まれたボクにとっては、リクパ=浄土です。このバルドーを主宰されるのは、阿弥陀如来ですから。
卍第二のステージ。エネルギーと光に満ちた法性(ダルマータ)の世界。神々と仏の世界。マンダラの世界でも、凡夫の貴方は、解脱できなかった。
マンダラは、特に精神科医カール・ユングの注意を惹いた。
なぜなら、精神病患者が治癒してゆく過程では、患者に絵を描かせるとマンダラの如き絵を描くそふだ。ユング自身も画ひてゐる。
卍それがために、貴方は、いよいよ再生・転生のバルドーへと入ってゆく。この三番目のバルドーで、あなたの来世が決まる。
この三番目のステージに於いては、やっぱり前世のカルマが、ものを言ふ。
それがために、このバルドーで貴方は、生前の全記憶を思い出す。
臨死体験者に共通する「全生涯のパノラマ的回顧」が起きる。
またこのステージでは、貴方は、「意成身」といふ、霊的身体を得ます(僕には、ヨーガでいふアストラル体『幽体』に思えます)。
第13日おはり