日経平均 ; 19869.85 (-14.05、2日続落)
TOPIX ; 1580.00 (-0.71、2日続落)
JASDAQ指数 ; 3078.25 (+4.31)
マザーズ ; 1063.90 (+3.47)
日本市場は2日続落。北朝鮮が弾道ミサイルを発射した事で地政学的リスクの高まりから売りが先行しました。日経平均20,000円を目前にして足踏みが続きますね。
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日経平均は14円安と小幅続落、売り先行後は下げ渋る、不動産株など上昇=15日後場
5月15日(月)15時22分配信 モーニングスター
15日の日経平均株価は前週末比14円05銭安の1万9869円85銭と小幅続落。前場は、円強含みが重しとなり、売りが先行した。14日早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、地政学リスクも意識され、1万9740円63銭(前週末比143円27銭安)まで下落する場面があった。一巡後は、円伸び悩みもあって下げ渋り、前引けにかけては1万9800円台半ば近辺でもみ合った。後場は、買い物がちに下げ幅をやや縮めて始まり、大引けにかけて戻り歩調を保ち、この日の高値で引けた。日銀のETF(上場投資信託)買い思惑が下支え要因として意識された。なかで、不動産株などの上昇が目立った。
東証1部の出来高は21億5577万株、売買代金は2兆6519億円。騰落銘柄数は値上がり854銘柄、値下がり1057銘柄、変わらず104銘柄。
市場からは「地政学リスクなどを深刻に織り込む感じはなく、押し目買い意欲が強い。テクニカル面で過熱感が残るが、下値は売りづらく日柄調整に向かいつつある」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、新日鉄住金 <5401> 、JFE <5411> などの鉄鋼株が下落。国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、JXTG <5020> などの石油石炭製品株も売られた。
個別では、18年3月期は連結営業利益49.2%減を見込む川田TECH <3443> や、18年3月期は連結営業利益44.2%減を見込む石原産 <4028> が大幅安。18年3月期は連結営業利益4.9%減を見込む新川 <6274> や、名村造 <7014> 、ヴィアHD <7918> 、日新電 <6641> などの下げも目立った。
半面、三井不 <8801> 、菱地所 <8802> 、住友不 <8830> などの不動産株が上昇。同セクターでは、日本郵政 <6178> が買収する検討に入ったと報じられた野村不HD <3231> がストップ高配分。日水 <1332> 、サカタのタネ <1377> などの水産農林株も買われ、大成建 <1801> 、鹿島 <1812> などの建設株も高い。
個別では、18年3月期は連結営業利益9.9%増を見込み増配予定のWDB <2475> が一時ストップ高。第1四半期(17年1-3月)の連結決算で営業利益83.1%増の大倉工 <4221> や、アミューズ <4301> 、市光工 <7244> 、酒井重 <6358> などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、18業種が下落した。
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