地政学リスクへの警戒感低下を好感して

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅反発となった(DJIA +203 @20,763.89, NASDAQ +73.30 @5,983.82)。ドル円為替レートは109円台後半から110円台前半での推移。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,633に対して、下落銘柄数は305となった。騰落レシオは88.10%。東証1部の売買代金は2兆3018億円。

TOPIX +16 @1,519
日経平均 +203円 @19,079円

米国株の大幅反発と北朝鮮の地政学リスクの後退を受けて、TOPIXも日経平均も大幅続伸した。日経平均は3月30日以来およそ1カ月ぶりに1万9000円台を回復した。保険、証券や銀行など金融株の上昇がけん引し、半導体関連株の上げも目立った。北朝鮮で朝鮮人民軍が創建85年の節目となる25日に当初警戒されたミサイルの発射や核実験などの挑発行為がなかったため、地政学リスクへの警戒感が低下した。しかし、安心はできない。この日は、市場が警戒していたミサイル発射や核実験がなかっただけで、実際に北朝鮮を巡る状況が変化したわけではないからだ。

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、保険(1位)、証券(2位)、非鉄金属(3位)、鉄鋼(4位)、ガラス・土石(5位)となった。

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