トルコについて話そう。
大統領権限がなんやかんやで増強されたトルコ。
EUに入れてもらえるんだかそうでないんだか良くわかならない国、トルコ。
国民はイスラム教徒が多いが、経済界はEU各国と仲良くしたい国、トルコ。
あまり知られていないが、フランス料理、中華料理に並んで、
世界三大料理の一つに数えられるトルコ料理。
(ケバブとトルコアイスしか知らないが、気にしてはいけない!)
トルコの貿易相手としては、ドイツ、イギリスを始めとしたEU、そしてイラク、ロシアとの取引が多い。
(ロシア株ETFやファンドを持っている身としては、要チェックである)
ちなみに、日本との貿易は少なめである(汗)
そんなトルコだが、日本から投資するとなるとちょっとコスト高だ。
まず、国内市場にトルコETFがない。
そして、インデックスファンドが無い。
株や債券のアクティブファンドはいくつかあるのだが、
新興国の例に漏れず信託報酬がビックリするほど高い。
1.9%は当たり前。中には2.1%以上のファンドもある。
(なんてこった。文字通りお高くとまりやがって!)
そんなトルコだが、myIndexの情報によれば、2017年3月時点でのPER、PBRは以下の通り。
PER:10.7
PBR:1.3
PERとPBRから概算すると、ROEは12.15。
ちなみに全世界のPER、PBRと概算したROEは、以下の通り。
PER:19.2
PBR:2.2
ROE:11.46
なので、世界的に見れば割安の部類に入り、POEは若干高め(収益力が高め)ということになる。
しかし、ここで買いだと早合点してはいけない。
情報は点でなく、線で見る必要がある。
2015/4から2017/3までの2年間の概算ROEを算出し、グラフにしてみたのが以下。
全体的にやや下降気味なのと、2017/3に下げているのが気になる。
2017/3は一時的な変動なのかもしれないが、気には留めておこう。
大統領の力が強くなったトルコ。
この国はこれから発展するだろうか?
それとも独裁に向かうのだろうか?
注目したいところである。
参考:JETROより
https://www.jetro.go.jp/world/middle_east/tr/stat_02.html
https://www.jetro.go.jp/world/middle_east/tr/stat_04.html