25日のNYダウは11386.25(‐241.81)と大幅に反落した。地銀の破綻があらためて金融不安に火をつけた格好である。日足では、転換線11536、基準線11496を一気にした抜けて雲の下限11356近辺まで落ちてしまった。直近の高値8月15日の11709にとどかずに下降に転じており、下値は切り上げてきていたが持合も若干下に抜けてしまっている。週足では基準線ははるか上11982にあり、明らかに下降トレンドだが、下向きの転換線11375の近くまでさげてきており、基調はやはり弱い。月足RCIは上昇しており、7月安値までさげてゆくとは思えないが、目先どかwこで下げ止まるかをみなければならない。
ドルは少し円高に戻しているが、107円の転換線を割ってこないと、まだレンジの範囲内の動きで基調はドル高と思われる。
さて、日経平均は25日12878と212円も上昇したが、売買高が今年最低とあって、あまり中身が伴わない動きと思われる。
水準としても、日足のレベルでも転換線12951にも届いていないので、自律反発の域にすぎない。ここを抜けてくるとすこしはリバウンドがあるはずだが、NYの大幅下げのあとでは、難しい。安値12631でとまれるかどうかが問題だが、月足の雲の下限12583も下抜けてくるようならば、3月安値を試すような動きになる可能性もある。こちらも月足のRCIが上昇しているので、3月安値をきってくる可能性は低いと思うが・・。アメリカの住宅市場が下げ止まったという明確なサインがでて、政府系金融機関への公的資金注入が具体化して、金融不安が終焉しないと東京も元気は出そうにない。