てーへんだ!
定期のICカードは長い間 使わないとチャージ金額が0になるらしい。
私はしばらく使っていない(そしてこれからも使う予定の無い)IC定期券がある。
たぶん、5年近くは使ってないんじゃないかな。エライこっちゃ!
というわけで使わないIC定期を引っ張り出して、駅の窓口に。
係員に「IC定期を返すからチャージ金とデポジット金を返せや!」って頼んだら、
なんと、IC定期にチャージ金が残っていると、手数料をとられるとのこと。
なんてこった、入場無料で退出有料!?
それはヤダなぁと思っていたら、係員さんが親切だったので色々と教えてもらった。
まとめると
・10年間、利用が無いとチャージ金額の権利が失効(つまり0円)
・IC定期を返却する際、チャージ金が残っていると、最大210円手数料としてとられる。
(残高が210円以下の場合、残高分だけとられる)
・IC定期を返却する際、チャージ金が0の場合は、手数料はとられない。
・IC定期を返却する際には、身分を証明できるもの(免許書とか)が必要。
・IC定期を長期間(6ヶ月間?)使用していないと、ロックがかかり利用できなくなる。
・ロックを解除するには、改札の駅員に頼めばよい。
(他のIC定期は異なる可能性もあるので、そこは要確認だ!)
係員が親切に教えてくれたのであまり腹は立たなかったけれど
めんどくさい仕組みだな、なんと言うか。
※システムの至らぬ点を、人がカバーする。よくありがちな不条理である。
チャージ金額の権利が失効って、なんか犯罪の時効の様だ。
IC定期を受け取る人質として、500円を渡す。
(おい、分かっているんだろうな?カードに何かあるとこの500円が見るも無残な目にあうぜぇ。)
そして、時効期間を過ぎると、チャージ金は時効になる。
いやむしろ、IC定期が罪そのものなのか。
そんなこんなで、改札の駅員にロックを解除してもらい、
どうやってチャージ金を使い切るか考える。
最近はありがたいことに、鉄道ICカードで買い物できる店が増えている。
おっと、このスーパーはICカードが使えそうだ。とりあえず入っておこう。
店内をぶらつくと、コーヒーが
「どうだい、今ちょうど安いぜ?」と語りかけてくる。
それは飲んだことのないコーヒーだ。
そしてチャージ金は使い切らなければならない。
つまりこれは無駄遣いではないんだ。
だから、しょうがないじゃない。
レジで支払いを済ませると、誰かの言葉を思い出す。
コーヒーは罪深い飲み物だと。ついつい手を伸ばしてしまう、魅惑の飲み物だ。
では、この黒い罪を味わうとしよう。
カードよりうすっぺらい言い訳をした後に。