超円高が現実的になりました。
世界経済の回復の兆しを見えつつある途端、大きな地震災害に見舞われ、本日朝、円が急伸し、市場最高値の79.75円を更新し、一時76円台付けました。
背景としては、災害により、日本企業の換金売りが活発する見方が広がっているからです。
政府・日銀は地震発生直後、すでに、市場に潤沢な資金供給を実施していますが、今回の円高を背景に、市場から更なる量的緩和を求めているという
そして、昨日の日経平均は地震後の大暴落の反動もあって、9000円台回復しました。
しかし、地震の災害や、東電の原発の不透明感が払拭できず、近いうちには、下落方向は間違いありませんようです。
一方、国内の買い占めや、買いだめが活発により、先行きとしては、原材料の高騰や、物価の上昇も懸念されています。
更に、東電の計画的停電により、企業活動が正常にできず、業績の下振れの恐れが出てきて、日本は世界経済回復の波になかなか乗れないでしょう。
そうなれば、日経平均がしばらくの間、一万円台回復は困難でしょう。
家庭では、春に向かって、一旦電気使用量が抑えられそうだが、夏になると、冷房の使用等により、電気使用量が再びピークになり、当分の間、電気使用量の向上が出来ない東電や、家庭にとって、厳しい夏なりそうです。
政府の動きとしては、こども手当や高速道路財源を救済や再建に回すつもりですが、本来でも、財源が足りない日本にとって、先行きが懸念されても仕方がないようです。
国債の格下げも考えられるでしょう。