二つのニュースが、今、世界を駆け巡っておりますね!
私はこの二つのニュースが、「グローバルマネーの第一次世界大戦」の開幕を告げるものであることを、高らかに宣言したいと思います!
○<米ビッグ3>低燃費車開発で政府に250億ドル融資要請へ
8月23日11時24分配信 毎日新聞
【ワシントン斉藤信宏】米自動車大手3社(ビッグ3)は22日、ハイブリッド車など低燃費車の開発に充てるための資金として、米政府に対して少なくとも250億ドル(約2兆7500億円)の融資を要請する方針を固めた。複数の欧米メディアが関係者の話として報じた。一部メディアは融資額について、500億ドルを要請する方針と伝えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080823-00000040-mai-bus_all
○<NY原油>急落し6.59ドル安 17年半ぶりの大幅下げ
8月23日10時18分配信 毎日新聞
【ワシントン斉藤信宏】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、ユーロなど主要通貨に対するドル高が進んだことなどを受けて急落、指標である米国産標準油種(WTI)の10月渡しの終値は、前日終値比6.59ドル安の1バレル=114.59ドルまで値下がりして通常取引を終えた。1日の下落幅としては91年1月以来、約17年半ぶりの大幅な下げとなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080823-00000027-mai-brf
原油高に苦しんでいたのは、貧しき庶民だけではなかったのであります。
巨大資本の中には、原油高を嫌悪し、その傍若無人の振る舞いに、怒りを溜め込んでいた者も、確実に存在していたのでございます。
私はビッグスリーが、原油相場の動向に関わらず、本気で低燃費車の開発に取り組むのではないかと、考えているのでありますよ。
なぜならビックスリーは、例え原油価格が20ドル近辺まで落ち込んだとしても、自動車販売が日本勢の攻勢を乗り越え、業績を回復させるものとは、到底思えないからであります!
つまり原油需要は、徹底的に押さえ込まれるのではないかと、私は考えているのでございます。
これに対して日本勢はどう動くのか。
これが今後の焦点だと、私は思っております。
そして場合によっては、必ずしも日本人が日本の自動車メーカーのポジションを支持するものではないということも、私は予期するのでございます。