米国株の大幅高と円安進行で日本株高

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +303.31 @21,115.55, NASDAQ +78.59 @5,904.03)。ドル円為替レートは114円を挟んだ円安方向での推移。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,457に対して、下落銘柄数は421となった。東証1部の売買代金は2兆5328億円。

TOPIX +12 @1,565
日経平均 +171円 @19,565円

米ダウ工業株30種平均が初の2万1000ドルを突破し、3月の米利上げ期待が急激に高まり、円安が進んだ。これを好感してTOPIXも日経平均も大きく続伸した。日経平均株価は3日続伸して、ザラ場で年初来高値を更新した。強気レクタングルのフォーメーションの上限まで上げているが、明日以降、上放れるかどうか注目したい。

トランプ米大統領の政策推進への期待が高まったうえ、3月の米利上げ観測から米長期金利が上昇した。長期金利の上昇を好感して三菱UFJ三井住友FG第一生命HDなどの金融株やインフラ関連株の上げが目立った。ハト派で知られるFRBのブレイナード理事が3月1日の講演で「米経済の持続的な改善を考慮すれば、追加の緩和縮小(=米利上げ)が早晩適切になるだろう」と述べた。この発言でドル高・円安が進んだ。さらに米サプライマネジメント協会(ISM)が3月1日発表した2月の米製造業景況感指数は前月比1.7ポイント上昇の57.7と、2014年8月以来2年6カ月ぶりの高水準となった。事前の市場予測(56.1程度)も上回り、米経済は底堅く、利上げの環境が整いつつある。

33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、証券(2位)、ガラス・土石(3位)、保険(4位)、その他金融(5位)となった。


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