スクリーニングをする投資家がいる。
株主優待が好きな投資家がいる。
だったらIRフェアによく行く投資家、IRフェア投資家がいても良いじゃないか。
自由とは、そういうものに違いない。そうであって欲しい(願望)
(過去のIRフェア行脚はこちら↓)
http://minkabu.jp/blog/show/778312
と言うわけで、今年も東証IRフェスタに言ってきました。
相変わらずの人ごみのなか、複数の企業のブースを周り、
説明に耳を傾け、時に質問をしたりした。
今回も、私が立ち寄った企業をいくつか紹介しよう。
【食品】
ケンコーマヨネーズ(2915)
名前から、マヨネーズなどのドレッシングだけと思われがちだか、それだけではない。
サラダなどの惣菜や、卵の加工品(サンドイッチの具材など)も製造している。
セブン&iのゴボウサラダを作っている会社。
業務用としてコンビニや外食産業に販売しており、
家庭用は市場が横ばいだが、業務用の市場は成長しているとのこと。
・あさっての視点:
成長性については注目。
ただしコンビニ向けは景気に左右されにくいが、
外食については景気に影響を受けると考えられるので注意が必要。
【外食】
ブロンコビリー(3091)
高い収益力を誇る、ステーキチェーンを展開。
全ての肉塊をほんとんど活用できることが収益力につながっている。
(他社では肉の種類によっては多くを活用できないケースもあるらしい)
当面は1業態でいく方針。
今後は、関東に注力、出店していくとのこと。
・あさっての視点:
関東、関西にまだ出店の余地が有り、成長性に期待。
ただし、景気の変動やBSEショックの様なリスクがあることにも注意が必要。
【商社】
三菱商事(8058)
2015年は資源分野が足を引っ張ったが、2016年は回復。
今後は変動がある資源よりも、非資源である生活産業に注力するとのこと。
傘下に入ったローソンの世界展開なども視野に入れているとのこと。
・あさっての視点:
世界展開は大事だが、小売が参入できる余地がどれぐらいあるか。
ただし、消費者のニーズを汲み取り、
三菱商事の総合力を活かす事ができれば、勝算はあるだろう。
三栄コーポレーション(8119)
生活関連用品の商社。
卸売事業(OEM)では、アジアから日本、欧州、北米へと商品を提供。
またブランド品事業では、mod's hair(ドライヤーなどのヘアケア)、サンダルのBIRKEN STOCKなどの
海外ブランドの国内販売を行っている。
・あさっての視点:
生活関連なので、どうしても景気の波に左右される。
また、主力がOEMであり、供給元が中国や東南アジアのため、
円高よりもそれらの国の通貨高に売上が左右されると思われる。
【コンタクトレンズ メーカー】
メニコン(7780)
売上の約90%近くが日本。今後は、中国などアジアを注力するとのこと。
SEED(7743)
現在、出荷額で国内シェア8.5%と少ない。
これは、海外メーカーの使い捨てレンズがの攻勢によるものとの事。
しかし、国内工場による一貫生産で対応。その結果2009年から売上は右肩上がり。
同社も、海外市場を注力し、ベトナムではドクター向けに啓発活動をおこなっているとのこと。
あさっての視点:
景気に左右されない安定市場とは言うが、
コンタクトの種類にもブームがあり、それを捉えるのも重要だと感じた。
また両社とも海外進出を挙げるが、
海外の市場でも国内外のメーカーとシェアを争う事になり、戦略が問われる。
他にも色々顔を出しましたが、書くのが疲れてきたのでこの辺で。
なお、上に記載したことは私の誤記・誤認の可能性もあるので、
実際に投資する際はご自身で確認の上、判断をしてください。