日経平均 ; 18891.03 (-246.88)
TOPIX ; 1514.63 (-18.83)
JASDAQ指数 ; 2806.36 (+15.02、4日続伸)
マザーズ ; 972.35 (+2.04、2日続伸)
日経平均は4日ぶり反落で、再度19,000円割れ。注目のトランプ大統領就任式も支援材料とはならず、円高を背景に反落しました。新興市場は続伸、東証一部が足踏みしているので、新興にお金が流れてきている感じでしょうか。
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日経平均は246円安と4日ぶり大幅反落、一時下げ幅縮小も需給要因で引けにかけ再度軟化=23日後場
1月23日(月)15時27分配信 モーニングスター
23日後場の日経平均株価は前週末比246円88銭安の1万8891円03銭と4営業日ぶりに大幅反落。1万9000円割れは18日(1万8894円37銭)以来3営業日ぶり。後場寄り付きは売り物がちに弱含んで始まったが、下値は堅く前場終値1万8934円57銭(前週末比203円34銭安)近辺でしばらく小幅もみ合いが続いた。その後は、日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに徐々に下げ幅を縮小。一時はこの日の高値となる1万9024円21銭(前週末比113円70銭安)まで持ち直す場面があった。買い一巡後は、日経平均採用銘柄の銘柄入れ替えに伴う需給要因もあって、引けにかけて再度軟化した。
ミネベア <6479> とミツミ <6767> との経営統合に伴う日経平均採用銘柄の銘柄入れ替えで、ミツミ除外による売り需要に対し、大塚HD <4578> の新規採用による買い需要が大きく、その不足分をねん出するため、きょう大引けに売りニーズによる下押し圧力が掛かるとみられていた。
前場は、1ドル=113円台後半への円上昇を受け、広範囲に売り優勢で始まり、一時258円安の場面もあった。売り一巡後の戻りは限定され、前引けにかけて1万8900円台前半で停滞した。
東証1部の出来高は17億7770万株、売買代金は2兆2005億円。騰落銘柄数は値上がり375銘柄、値下がり1554銘柄、変わらず74銘柄。
市場からは「トランプ米大統領の就任式後に円が上昇したが、その割には指数はさほど落ちていない。就任演説では何も出なかったが、一般教書演説では具体的な話が出て、それに向けて期待感も出てくる」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、オリックス <8591> 、JPX <8697> などのその他金融株や、SOMPOHD <8630> 、東京海上 <8766> などの保険株が下落。三菱地所 <8802> 、住友不 <8830> 、三井不 <8801> などの不動産株も軟調。トヨタ <7203> 、マツダ <7261> などの輸送用機器株も売られた。
個別では、前週に有力スポンサー候補2陣営が法的整理を提案と報じられたタカタ <7312> が3営業日連続のストップ安配分。17年3月期の連結業績予想で一転赤字のフィールズ <2767> や、アクリーティブ <8423> 、ネクシィーズ <4346> などの下げも目立った。
半面、SUMCO <3436> 、LIXILG <5938> などの金属製品株が堅調。
個別では、有機ELディスプレーの装置・部材で契約締結を目指し中国メーカーと交渉中と報じられたVテク <7717> が大幅高。資本支援をめぐり日本政策投資銀行とみずほ銀行、三井住友銀行は各行で立ち上げた投資ファンドを活用する検討に入ったなどと報じられた東芝 <6502> や、エストラスト <3280> 、gumi <3903> 、GMOクラ <3788> などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が下落した。
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