円高方向への揺り戻しで株安

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -42.87 @19,899.29, NASDAQ +10.93 @5,487.94)。ドル円為替レートは115円台での推移。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,086に対して、下落銘柄数は864となった。騰落レシオは125.09%。東証1部の売買代金は2兆3537億円。

TIOPIX -2 @1,533
日経平均 -66円 @19,454円

2016年12月の米雇用統計の発表を日本時間今夜に控えた3連休前であり、また115円/$台の円高方向への動きを嫌気して、TOPIXも日経平均も小幅下落した。日経平均は下げ幅が160円を超える場面もあった。円高方向への揺り戻しの背景には、日米金利差の拡大を通じて円安をけん引してきた米国の金利が低下していることがある。米民間雇用サービス会社ADPが12月5日発表した2016年12月のデータでは非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月比15万3000人増と、市場予測(17万人程度)を下回った。これを受けて米長期金利は1月5日に2.3%台半ばと約1カ月ぶりの水準まで低下した。これが、円高につながった。米金利の上昇を起点に円安が続く「トランプ相場」は終わりつつあるのでは?トランプ氏がトヨタを皮切りに今後日本への関心を強め、昨年11月から進んだドル高・円安をけん制するリスクも高まっている。

33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、非鉄金属(2位)、輸送用機器(3位)、鉱業(4位)、銀行(5位)となった。

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