高いと見るか、安いと見るかは人それぞれと思います。
全く知識がない人、ニーズがある人には、いいのでは?
それだけ投資しても、20万円くらいの利益であれば、
株投資で取り返すことは、それほど難しいことではないと思います。
もっとも、それくらい簡単に、もしくはそれ以上に簡単に、
損するのが投資の世界だと思うのですが。
株とは何ぞや?
資本主義とは何ぞや?
アカデミックな答えは、経済学や会社法を勉強すればよいと思う。
手っ取り早くは、「金持ち父さん、貧乏父さん」を読めばいいと思う。
「お金を働かせる」という発想は重要。
しかし、働かせた結果、儲かるかどうかは、その人次第。
リスクを取れば、働かせた結果、損することだってある。
「リスクとリターンの法則」
これは一番重要だと思うが、
この手のセミナーではリスクには、敢えて言及していないように思われる。
賢く、お金を働かせる。
そのためには、目利き力が必要。
それが学べるのなら、良いかもですね。
自分自身に引き付けると、
大学生の時に経済学部で、経済学とか、会社法とか、簿記とかを勉強したのは、
かなり有用な知識だったと思う。
自己啓発の一環で、FP2級とか、ビジネス法務2級とかの勉強をしたことも、
お金とか世の中の見方として、有用だったのかなー
と今振り返れば思いますね。
有料セミナーで、たかだか、数時間の講座を数回受けたぐらいで、
即効性があるかといえば疑問ですが、
何も知らない人には、それなりに効果があるんじゃないですかね。
その意味で、この手の講座は否定しない。
株投資をして、1年。何とか、それなりに利益を出せそうなのですが、
利益を出すことが出来そうな要因を自分なりに分析すると、
「銘柄選定」が良かったのかなと思う。
基本的には、自分が知っている会社、事業内容を理解できる会社に投資した。
財務分析は得意ですが、それをガッツリするまでもなく、
良い銘柄は良いし、悪い銘柄は悪いと分かる。
逆に、もっとこれを知っていればよかったのかなと思うのが、
「売買のタイミング」。
テクニカル、チャート分析に関してはからっきしダメ。
チャートの形を見て、なんとなく、
上昇カーブが緩くなったから、売り時かなとか、
過去の最安値に近づいたから買い時かなとか、その程度の見方しか出来ていないし、
それが正解かも自信がない。この辺りは体系的に学びたいなと思っていますが…
…良い本はないですかね?
投資の仲間というのは、あったほうが良いんじゃないかなと思う。
どうしても、自分ひとりの力では、限界がある。
特に銘柄選定の面では……とはいえ、これも方向を間違えると、
人間関係のトラブルが出てくるのは、容易に想像できる。
いくら、投資は自己責任といっても、人の感情はコントロールできない。
そもそも、株式投資の利益の源泉とは何ぞや?
長期的には、企業が獲得する利益⇒配当ではあるのですが、
(あるいは、企業の純資産の増加)
短期的にはゼロサムゲームの中での利益の移転だと言わざるを得ない。
短期的にはゼロサムゲームの中での利益の移転だと言わざるを得ない。
企業が事業活動の中で得られる利益率以上のリターンを得ようとしたら、
誰かの犠牲の上での利益を得ることになることを忘れずに。
リスクを意識せずに、無邪気に投資を行う人は、損をしても仕方ない。
それくらいの冷徹さが、投資には必要と思うし、
自分は違うという傲慢さは、慎むべきなんだろうとも思う。