前場コメント グリコ、シャルレ、ＮＴＴデータ

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前場コメント No.12　グリコ、シャルレ、ＮＴＴデータ、コスモエネルギー、ＤＤＳなど

★10:28　 グリコ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ　強い業績モメンタムなどが魅力
　江崎グリコが4日続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、強い業績モメンタムと中長期的な海外事業の成長ポテンシャルが魅力とし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は7200円→6700円と引き下げた。
　冷菓やチョコレートなど成長する国内市場で、同社は市場シェアを拡大し、収益力を向上させている。特に足元で業績好調な冷菓事業は、下期黒字化も視野に入ってきた。また海外では、中国、タイの2 大拠点に加えて、米国市場が急成長を遂げている。「ウォルマート」や「コストコ」など大手チェーンで「ポッキー」の配荷が拡大し、現地生産化も視野に一段の事業拡大が期待される。
　急成長を遂げてきた中国事業は足元で成長が鈍化しているが、課題が明確でありかつ「ポッキー」ブランドの強さに変化はないと見ることから、早期の成長軌道への回復を予想するとした。

★10:32　 シャルレ－大幅反発　自己株式494万8700株を消却へ
　シャルレが大幅反発。同社は29日、自己株式494万8700株を12月12日に消却すると発表した。消却前の発行済み株式総数に対する割合は23.53％。
　併せて、自己株式立会外買付取引（ToSTNeT-3）による自己株式の買い付けも発表した。取得する株式の総数は277万株、取得価額の総額は12億8528万円。30日午前8時45分のToSTNeT-3において29日の終値で買い付け委託を行う。上限277万株を取得した場合の発行済み株式総数（自己株式を除く）に対する割合は14.69％となる。

★10:32　 ＮＴＴデータ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ　GB収益改善を確認する必要があろう
　ＮＴＴデータが続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、GB（グローバルビジネス）収益改善の足取りを確認する必要があろうとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は5300円→5250円と引き下げた。
　短期業績は不採算案件抑制や公共分野の更新需要を背景に堅調だが、得意かつ相対的に高採算の公共分野が中期的に縮小方向に向かうとみられ、GB収益改善の足取りを確認する必要があると指摘。

★10:34　 レーザーテック－6日続伸　17.6期営業利益率7ポイント低下の見込み　20％以上維持を目標
　レーザーテックが6日続伸。30日付の日経新聞朝刊で、同社が、投入する研究費の水準に営業利益率を活用すると報じられた。
　研究費の増加で、17.6期の同利益率は前期に比べ約7ポイント低下し21.6％になる見込みだという。今後も研究費を積極的に投じる方針だが、連結売上高営業利益率20％以上を維持する前提で予算を決めるとされる。

★10:36　 コスモエネルギー－みずほが目標株価引き上げ　石油開発中心に収益改善の可能性に注目
　コスモエネルギーホールディングスが反落。みずほ証券では、PBRにやや割高感はあるが、18.3期は石油開発事業中心に収益が改善する可能性に注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1200円→1330円と引き上げた。
　足元の市況動向や上期決算内容を踏まえ、業績予想を見直し。今17.3期実質経常利益は低調だが、来18.3期は50ドル/バレル台への油価上昇とヘイル油田の生産開始から、上流事業中心に実質利益での増益を見込むとした。9月以降の株価の反発でPBRとROEの関係では現値にやや割高感があるものの、配当利回りは3％半ばの水準と同業他社比で割高感がないことや、来18.3期の実質経常利益は前期比で8割超の増益を見込むことを踏まえ、投資判断は「中立」を継続。

★10:40　 ＤＤＳ－反発　二要素認証に対応した指紋認証の提供開始
　ディー・ディー・エスが反発。同社は29日に、二要素認証に対応した新バージョンの指紋認証について17年2月から提供を開始すると発表した。
　従来の指紋認証に加え、Windowsパスワードを用いた二要素認証に対応し、Windows ログオン認証や様々なタイプの業務アプリケーションのシングルサインオン機能を提供する。これにより、ユーザーはパスワードの漏洩やなりすましによる情報漏洩リスクを低減できるだけでなく、パスワード管理からも解放されるとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。



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