昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -54.92 @18,868.14, NASDAQ +18.96 @5,294.58)。ドル円為替レートは109円台前半での推移。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,069に対して、下落銘柄数は772となった。騰落レシオは132.07%となった。東証1部の売買代金は2兆4285億円。
TOPIX +1 @1,423
日経平均 ±0円 @17,863円
TOPIXも日経平均も前日比ほぼ変わらずとなった。チャート的には「上放れ並び赤」に準ずる形であり、翌日高寄りすればさらに上に行く可能性を示唆する罫線である。前場は米株安や円安一服を受けて利益確定売りが先行したが、米大統領選後から円安基調が続いており、輸出企業の業績改善期待などから押し目買いも入って僅かながら上昇した。空運や、直近に売られていた食料品や鉄道などの上昇も目立った一方、下落率上位には銀行や保険、証券といった金融関連が並んだ。
金融株は米長期金利の上昇を受けて11月16日まで上昇が目立っていたが、16日の米株式市場ではJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスといった金融大手が下落した。東京市場でも、銀行株は11月16日までの5営業日で23%と大幅に上昇しており、前日の米国市場での銀行株が売られた流れを引き継いで売られ易い水準だった。午前10時過ぎ、日銀による国債で初の「指し値オペ」実施の発表が突然あった。明らかに米国発の金利上昇を抑え込むのが目的だった。長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが11月16日に一時0.035%と約9カ月ぶりの高水準(価格は低水準)を付けた後もプラス圏で推移しており、ゼロ%程度に抑え込む政策をとっている日銀は放置できなかったのだろう。すると、金利上昇による恩恵が期待しづらくなる銀行株は買いにくくなり、大きく売られた。今日のところは銀行株が大きく調整したが、世界的に見た日本の銀行株の出遅れ感は引き続き強い。世界的な金利上昇で欧米銀行株の上昇が続く限り、世界株式に投資するファンドなどが持ち高調整の側面から国内銀行株を買う可能性は高い。銀行株は反落の始まりではなく、押し目を形成する調整局面と見ているが、さて、これからどう動くだろうか?
上昇率トップ5は、空運(1位)、鉱業(2位)、食料品(3位)、その他製品(4位)、陸運(5位)となった。反対に下落率トップ3は、証券(1位)、保険(2位)、銀行(3位)となった。
TOPIX +1 @1,423
日経平均 ±0円 @17,863円
TOPIXも日経平均も前日比ほぼ変わらずとなった。チャート的には「上放れ並び赤」に準ずる形であり、翌日高寄りすればさらに上に行く可能性を示唆する罫線である。前場は米株安や円安一服を受けて利益確定売りが先行したが、米大統領選後から円安基調が続いており、輸出企業の業績改善期待などから押し目買いも入って僅かながら上昇した。空運や、直近に売られていた食料品や鉄道などの上昇も目立った一方、下落率上位には銀行や保険、証券といった金融関連が並んだ。
金融株は米長期金利の上昇を受けて11月16日まで上昇が目立っていたが、16日の米株式市場ではJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスといった金融大手が下落した。東京市場でも、銀行株は11月16日までの5営業日で23%と大幅に上昇しており、前日の米国市場での銀行株が売られた流れを引き継いで売られ易い水準だった。午前10時過ぎ、日銀による国債で初の「指し値オペ」実施の発表が突然あった。明らかに米国発の金利上昇を抑え込むのが目的だった。長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが11月16日に一時0.035%と約9カ月ぶりの高水準(価格は低水準)を付けた後もプラス圏で推移しており、ゼロ%程度に抑え込む政策をとっている日銀は放置できなかったのだろう。すると、金利上昇による恩恵が期待しづらくなる銀行株は買いにくくなり、大きく売られた。今日のところは銀行株が大きく調整したが、世界的に見た日本の銀行株の出遅れ感は引き続き強い。世界的な金利上昇で欧米銀行株の上昇が続く限り、世界株式に投資するファンドなどが持ち高調整の側面から国内銀行株を買う可能性は高い。銀行株は反落の始まりではなく、押し目を形成する調整局面と見ているが、さて、これからどう動くだろうか?
上昇率トップ5は、空運(1位)、鉱業(2位)、食料品(3位)、その他製品(4位)、陸運(5位)となった。反対に下落率トップ3は、証券(1位)、保険(2位)、銀行(3位)となった。