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投資顧問5千円情報6616トレックス・セミコンダクター

6616 トレックス・セミコンダクター
【取引要項】
買いメドは1340円前後まで。想定の取り組み期間は2週間程度。想定目標株価@1470円付近への戻りを期待する。
一方、損切りについては1100円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切になる。
(16日終値@1301円に対する目標株価の想定上昇率+12.9%前後。)
【推奨理由など】
アナログ電源ICに特化したアナログCMOSのファブレスメーカー。専業メーカーならではのノウハウとフレキシビリティを生かし、小型・軽量化する電子機器の開発ニーズにいち早く対応する。独自の超小型パッケージ技術による極小製品に特色。
車載や産機向けに強みを持ち、スマートフォン、デジカメ、パソコンといった身近なモバイル機器から、カーナビ、ETC車載器、パワーウィンドウなどの車載アイテム、ロボットをはじめとした産業機器まで、あらゆる分野で製品が利用されている。
11月14日に今期(17年3月期)中間決算を発表。売上高103億円(前年同期比+93.5%)、営業利益3.8億円(△48.1%)、経常損失△2.6億円(前年同期実績7.6億円)、純利益23.3億円(+348.8%)、1株当たり純利益239.2円実績だった。
今期から子会社化したフェニテックセミコンダクター社の売上が含まれて、大きく増収した。ただ利益貢献は、買収した子会社の新工場立ち上げ費用が先行している関係から小さい。一方、負ののれん特益19億円が最終利益を押し上げている。
会社側の通期業績計画は、売上高205億円(前期比+93.0%)、営業利益9億円(△21.0%)、経常利益4億円(△55.3%)、純利益27億円(+365.2%)、1株当たり純利益253.5円見込みとする。
業績の株価への織り込みはほぼ進んでいる。
しかし、中間決算発表に併せて同社は自己株式の消却を発表した。116万株の株式を11月30日に消却予定で、これは発行済み株式総数に対して13%に相当する。理論上、同社株価は自動的に13%の価値向上が期待できる。
自己株式の消却がない場合の株価の基準価値は、1300円程度と推測できる。これを13%上回る1470円付近が当面の株価の居所になってくると考えられる。
あらゆるものがオンライン化されるIoTの普及加速は、データセンターをはじめ膨大な情報量を処理する必要性から半導体設備増強の動きが顕著となっている。IoT特需は自動車もその例外ではなく、自動運転車の開発推進やAIとの融合と歩調を合わせてエレクトロニクス化の進展が加速する。そのなか、同社は車載向けなどを中心に、部品点数の拡大が収益機会に反映される可能性が高い。
来期(18年3月期)の急回復に期待する先取りの買いが断続的に入っている。この株価のトレンド転換を促すものとして、自己株式の消却は投資家の好感を集めると考える。
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