昨日の米国株式相場はダウ平均は高値を更新したが、ナスダックは高値警戒から反落した(DJIA +218.19 @18,807.88, NASDAQ -42.28 @5,208.80)。ドル円為替レートは106円台半ばでの推移。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が784に対して、下落銘柄数は1,115となった。騰落レシオは113.96%となった。東証1部の売買代金は3兆6150億円と、3日連続の3兆円台の大商いが続いている。
TOPIX +2 @1,378
日経平均 +30円 @17,375円
TOPIXも日経平均も続伸した。しかし、上ヒゲを引いた陰線で終えており、上値追いが乏しいことを示している。ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新し、1ドル=106円台まで円安・ドル高が進んだことを市場が好感した。ただ、週末なので利益確定売りも多く、後場は小幅ながら下げに転じる場面もあった。
ドナルド・トランプ氏が打ち出した財政拡張路線による米金利の急上昇を背景に、各国・地域の株式市場で金利上昇の恩恵を受けやすい銀行株が急騰し、反対にIT株や高配当株が売られている。米長期金利の指標である10年物国債利回りは11月10日、2.15%と約10カ月ぶりの水準に上昇(=債券価格は下落)した。国際的に分散運用する投資家は魅力の高まった米国債に乗り換えようとするので、他の資産の価格が下落することになる。中南米やアジアの新興国からは資金流出の兆しがみえる。韓国、マレーシア、ブラジルなど1990年代に通貨危機で揺れた諸国の債券や通貨が足元で売られ始めている。
日本市場では運用改善期待から第一生命など保険株が連日で大幅高となった。米国市場では、利ざや改善期待からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融大手が4~8%上げた一方、逆にフェイスブックやアマゾン・ドット・コム、動画配信のネットフリックスなどが軒並み下落した。
33業種中18業種が上昇した。上昇率トップ5は、保険(1位)、銀行(2位)、非鉄金属(3位)、証券(4位)、海運(5位)となった。
TOPIX +2 @1,378
日経平均 +30円 @17,375円
TOPIXも日経平均も続伸した。しかし、上ヒゲを引いた陰線で終えており、上値追いが乏しいことを示している。ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新し、1ドル=106円台まで円安・ドル高が進んだことを市場が好感した。ただ、週末なので利益確定売りも多く、後場は小幅ながら下げに転じる場面もあった。
ドナルド・トランプ氏が打ち出した財政拡張路線による米金利の急上昇を背景に、各国・地域の株式市場で金利上昇の恩恵を受けやすい銀行株が急騰し、反対にIT株や高配当株が売られている。米長期金利の指標である10年物国債利回りは11月10日、2.15%と約10カ月ぶりの水準に上昇(=債券価格は下落)した。国際的に分散運用する投資家は魅力の高まった米国債に乗り換えようとするので、他の資産の価格が下落することになる。中南米やアジアの新興国からは資金流出の兆しがみえる。韓国、マレーシア、ブラジルなど1990年代に通貨危機で揺れた諸国の債券や通貨が足元で売られ始めている。
日本市場では運用改善期待から第一生命など保険株が連日で大幅高となった。米国市場では、利ざや改善期待からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融大手が4~8%上げた一方、逆にフェイスブックやアマゾン・ドット・コム、動画配信のネットフリックスなどが軒並み下落した。
33業種中18業種が上昇した。上昇率トップ5は、保険(1位)、銀行(2位)、非鉄金属(3位)、証券(4位)、海運(5位)となった。