「トランプ・ショック」⇒過剰反応?

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +73.14 @18,332.74, NASDAQ +27.32 @5,193.49)。ドル円為替レートは101円台後半の円高方向へ大きく振れた。本日の日本株全般は急落した。東証1部では、上昇銘柄数が43に対して、下落銘柄数は1,934となった。騰落レシオは113.83%へ急低下した。東証1部の売買代金は3兆9242億円と急増した。

TOPIX -62 @1,301
日経平均 -920円 @16,252円

やはり選挙は蓋を開けてみるまで分からなかった。大方の予想に反して米国大統領選挙でトランプ氏が当選した。この「トランプ・ショック」によりTOPIXも日経平均も急落した。日経平均の下げ幅は一時1,000円を超えた。6月24日のBrexit以来の急落となった。これまでグローバル化の推進役だった米国が一転して内向きの政策をとり、世界経済が停滞するリスクが強まる。トランプ氏が当選したことを受けて、投資家がリスクを回避する動きから「低リスク通貨」とされる円買い・ドル売りが進み、101円台後半の円高水準となった。

今日は日本株が世界に先行して急落したが、過剰反応ではないだろうか。さすがに明日は下げ渋りかやや反発を試すのではないかと見ているが、さてどうなるか?

33業種すべてが下げt。下落率トップ5は、輸送用機器(1位)、海運(2位)、証券(3位)、鉄鋼(4位)、繊維製品(5位)となった。

2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件

金融政策に目を向けると、市場の混乱を背景に、12月に引き上げの可能性が高いと見られていた利上げは慎重となる可能性もあります。


たとえば、金利先物が織り込む利上げ予想では12月利上げの可能性が低下しており、図らずも利上げ見送りという金融面でのサポートがあるかもしれません。


当面は市場の変動性が高まる展開が想定されます。


投資判断に当たっては政策などを冷静に分析することが大切と考えています。

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