この前、銀についての投稿をした。
では、他の貴金属も同じような傾向があるんでねーか? という事で、
今度はプラチナ グループ マテリアル サーベイ 2016を見てみた。
(以下、長いのでプラチナGr.サーベイと記す。)
田中貴金属より
http://gold.tanaka.co.jp/market_data/plpd_2016_digest.pdf
残念ながら価値の側面の上昇(コイン、地金や宝飾品の需要の増加)はなかったんだけど、
何というか…日本人って、プラチナ好きなんだねぇ。
2015年にプラチナ地金需要が急増しているが、
その原因の大半は日本とのこと(汗)
(詳しくは上記プラチナGr.サーベイ2016を見ていただければ。)
ま、他人が好きだからといって、自分もそれに習う必要は全くない。
なので出来るだけ客観的にプラチナを見てみる。
「自動車触媒は、プラチナはパラジウムに取って代わられるぜー!」とか言われている。
しかし調査の表を見てみると、自動車触媒の需要は2007年~2009年は下落しているが
2009年~2015年の期間は上下しつつもほぼ横ばい。
これは、
プラチナ→ディーゼル向け
パラジウム→ガソリン車向け
と住み分けがされているかもしれない。
しかし今後、ディーゼル車とガソリン車のパワーバランスの変化や、
ディーゼル向けに部分的にパラジウム触媒を使う技術もあるので、流れが変わる可能性もある。
需要と供給については、ここ数年は不足したり超過したりで決め手にならない。
ってな訳で、積極的に買う根拠も売る根拠もなくなってしまった。
(ま、個人的には金とプラチナは小額積立しているから良いっちゃ良いけれど。
日本人は云々言っておきながら、お前も積立ててるだろって? 失礼シマシタ~!)