日経平均 ; 17134.68 (-307.72)
TOPIX ; 1368.44 (-24.75)
JASDAQ指数 ; 2584.09 (-25.59)
マザーズ ; 892.65 (-31.10、2日続落)
日経平均は大幅反落。米大統領選でトランプ候補の支持率がクリントン候補を逆転したと伝わり、リスク回避の売りが出ての急落です。しかし、少し前までは完全にクリントン氏で決まりという雰囲気だったのに、本当に当日終わるまで何が起きるか分からないですね。ちょっとVIX ETFでも増やしておきますかねえ。
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日経平均は307円安と大幅反落、一時1万7100円割れ、リスク回避続き全面安商状=2日後場
11月2日(水)15時20分配信 モーニングスター
2日後場の日経平均株価は前日比307円72銭安の1万7134円68銭と大幅反落。後場寄り付きから売りが先行した。昼休みの時間帯に日経平均先物が一段安となり、米大統領選への警戒感からリスク回避の動きが続き、下げ幅を拡大した。円強含みも重しとなり、午後1時48分には、この日の安値となる1万7080円59銭(前日比361円81銭安)を付ける場面があった。売り一巡後は下げ渋ったが、戻りは鈍かった。日銀のETF(上場投資信託)買い思惑はあったものの、あすは祝日で現地2日まで開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えていることもあり、見送り気分となった。
東証1部の出来高は20億5634万株、売買代金は2兆2079億円。騰落銘柄数は値上がり173銘柄、値下がり1768銘柄、変わらず45銘柄。
市場からは「トランプ・リスクを織り込む動きだが、ヘッジファンドの仕掛け売りもあったのではないか。米大統領選を通過するまでは新たな方向性は出にくい。ただ、過熱感が冷めて25日線をサポートに切り返せるかが注目される」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、17年3月期の連結業績予想を下方修正した住友電工 <5802> や、フジクラ <5803> などの非鉄金属株が下落。郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株も軟調。SOMPOHD <8630> 、東京海上 <8766> などの保険株も売られた。TOTO <5332> 、特殊陶 <5334> などのガラス土石株や、三井不 <8801> 、三菱地所 <8802> などの不動産株も安い。
個別では、17年3月期の連結業績予想を下方修正して配当減額のNTN <6472> や、17年3月期の連結業績予想で最終赤字拡大のイビデン <4062> が下落。インターワークス <6032> 、アトラ <6029> 、Hamee <3134> 、レック <7874> なども値下がり率上位。
半面、第2四半期(16年4-9月)の連結決算で経常利益が上ブレ着地した新日鉄住金 <5401> や、淀川鋼 <5451> などの鉄鋼株が上昇。17年3月期の連結利益予想を上方修正した日ハム <2282> や、ニチレイ <2871> などの食料品株も高い。
個別では、MBO(経営陣による自社買収)価格2420円にサヤ寄せの日デジタル <6935> (監理)が連騰。第2四半期(16年4-9月)の連結決算(IFRS基準)で営業利益51.9%増のCTC <4739> も上伸。アルテック <9972> 、昭電工 <4004> 、愛知時計 <7723> などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が下落した。
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