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注目個別銘柄:トクヤマ、GMOインタ、大東建託など
本日の注目個別銘柄:トクヤマ、GMOインタ、大東建託など
日本M&A <日足> 「株探」多機能チャートより
日M&A 3355 +235
大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の37億円から55.9億円、前年同期比58.5%増益に増額している。案件成約数の大幅な増加が背景に。また、受注残は豊富ともされていることで、据え置きの通期予想の上振れなども期待される形のようだ。第1四半期は同20.9%増益であったため、想定以上の業績上触れと捉えられる形のようだ。
戸田建設 551 -22
大幅反落。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の65億円から120億円にまで増額、前年同期比では一転して9%増益となる。国内工事の採算改善に伴う完成工事総利益の増加などが背景に。ただ、第1四半期実績は前年同期比53%増益の67億円と上半期予想を超過していたことで、大幅な上振れは想定線と捉えられている。昨日まで株価も一段高となっていた。
東宝 3085 -90
大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は前年同期比0.3%増の244億円、通期予想は330億円から470億円に引き上げている。上方修正値は市場予想も上回る水準となっている。ただ、上半期業績は167億円から244億円に先に上方修正しており、「シン・ゴジラ」、「君の名は。」の連続大ヒットも明らかになっていることで、コンセンサスは一段と切り上がっていたと見られる。
大東建託 17110 +930
大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は610億円から719.5億円、通期では1070億円から1180億円に上方修正している。建設事業の工事採算向上などが業績上振れの主因に。また、年間配当金予想は477円から526円に引き上げへ。野村證券では、想定を上回る上方修正と評価、目標株価を従来の17900円から19500円に引き上げている。
トクヤマ 513 +30
大幅続伸で高値更新。8月のポリシリコンの平均単価は7月比4%の上昇となったもよう。足元、太陽電池向けポリシリコンのスポット平均価格は1kg当たり12.74ドルと前週比0.71%上昇、20週ぶりに前週比で増加に転じているようだ。クレディ・スイス証券では、メーカー平均のキャッシュコストを下回る13ドルを割り込だことで上昇に転じたと指摘。市況底打ち期待を反映の動きに。
GMOインタ 1356 +62
大幅反発。いちよし証券ではレーティング「A」を継続で、フェアバリューを2200円から2400円に引き上げている。新ドメイン「.shop」の販売が開始されたことを受けて業績予想を上方修正している。また、ストック収入の拡大が期待されることで、中期的な利益成長が続くとの見方にも変化はないとしている。7月の立ち上がりは、商標権者向けとして過去最高の登録数を記録のもよう。
三井不動産 2168.5 +44
大幅続伸。マッコーリー証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を2900円としている。株価は年初来29%、ピーク時からは47%の下落となっているが、今後は利益増大でNAVディスカウントは拡大するとしており、さらに、自社株買いや著名物件のGPIFへの売却などのカタリストが出れば、投資家センチメントも反転すると考えているもよう。
日本郵船 203 0
上値重い。社長のインタビュー報道が伝わっている。海運市況の低迷で18.3期まで厳しい業績が続くとの見解を示しており、ネガティブ視される格好のようだ。減損損失など特別損失の計上を発表で、18.3期以降の業績回復期待が高まりつつあっただけに、失望感につながる形のようだ。市況低迷時に契約した案件の影響が今後も残るもようだ。
《XH》
提供:フィスコ
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