あまりこういうことは言いたくなかったのですけど、日本の非正規雇用者の間から、「餓死」という言葉が聞こえ始めて来ました。
先進国の日本ですらこうなのですから、発展途上国においては、この問題は現実そのものなのだと、私は感じます。
現在のグローバル経済は「格差社会が前提」ですので、いくらODA(政府開発援助)を支出したとしても、富裕層はより豊かに、貧困層はより貧しくなっていくばかりであります。
世界が人類史上最大の大不況に遭遇しようとしている現在、日本のODAのあり方を再度見直す必要を、私は感じるのであります。
ODAの予算は現在約7000億円あります。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/yosan.html
この金を海外の富裕層をより豊かにするために使うのではなく、貧困層を貧しさから救うことのために、使われるべきだと思うのです。
私は金を発展途上国に与えるのでは、この方針はあまり実現されることはないと思います。
世界の貧困層を救うために、食料等の現物を援助することが、私は一番だと思うのです。
幸いに今年の米は豊作とのニュースもございます。
国内ですら「餓死」という言葉がささやかれ始めたのですから、農家には一粒たりとも価格調整のための廃棄はさせてはなりません。
こういった生命関わる商品を全て買い上げ、発展途上国にODAの代わりに送るようにできないものでしょうか。
多くの人類の生命を救うだけでなく、日本国内の内需への好影響も考えられます。
もしこの変更に対して渋い顔をする国があるならば、その分は速攻遠慮なく日本の非正規雇用者に無償で支給すれば良いのであります。
このくらい思い切ったことをしないと、今回の不況は乗り越えられないと、私は感じておりますよ。
話は変わりますが、企業努力もせず、便乗値上げをした企業よ。
自らが奴隷のように使う非正規社員が、どんな生活実態にあるか考えもしない経営者よ。
私は予言します。
きっと地獄に落ちるであろうことを。
庶民は馬鹿ではない。
今朝私が見た、こんな光景をご紹介いたしましょう。
セルフスタンドとそうでないガソリンスタンド。
私はたまたますぐ側にある、この二つのガソリンスタンドを見たのです。
そうしたらなんと価格は、セルフでない方が1円安いのです。
しかし、客はセルフの方にしか入っていかないのです。
庶民の声を代弁すると、恐らくこうでしょう。
「最終的にセルフの店を生き残らしたほうが、ガソリン価格は安くなる」
庶民は企業に対して、自らの生命をかけて反撃の最終戦争を仕掛けつつあると、私は感じておりますよ。