円安方向への動きを好感して・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -54.30 @18,253.85, NASDAQ -11.13 @5,300.87)。ドル円為替レートは102円台前半の円安方向へ動いた。本日の秘本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,404に対して、下落銘柄数は441となった。騰落レシオは126.37%となった。東証1部の売買代金は1兆7528億円と、低迷したままである。

TOPIX +9 @1,340
日経平均 +137円 @16,736円

TOPIXも日経平均も続伸した。10日、25日、60日移動平均円はほぼ横向きに収斂しており、日経平均は25日移動平均線に接して引けた。上下どちらかへ放れる前のエネルギーが蓄積されていると解釈できる。9月の米ISM製造業景況感指数が市場予想を上回り、為替相場が約2間ぶりに節目の1ドル=102円台まで円安・ドル高に振れたことを好感した。ただ、円安とは言っても、まだ102円台前半で、日銀が3日に発表した短観の大企業製造業の想定為替レートは107円92銭とはかなり開きがある。それでも円安方向へさらに動くという見通しがある。それは投機筋の円買いポジションが大きく膨れ上がっていることである。米国市場で通貨先物市場における投機筋の円の買越幅は円高を背景に9月27日時点で6万8892枚(1枚は1250万円)まで膨らんでいる。過去最高だった4月中旬の7万枚に迫る水準で、潜在的な資金の巻き戻し余力は大きいと言える。http://www.forexwatcher.com/cmepos.htm

目立った好材料は乏しいが、アナリストによる業績予想の変動を映す「リビジョン・インデックス」は7月末を底に一本調子で改善しているそうである。年金の買い、さらに下値では日銀によるETF買いが待ち構えているので、下値不安も少ないが、これは官製相場である。官製相場は長くは続かない上に、まともな投資家を遠ざけることになる。早く自力相場に戻って欲しいものだ。

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、銀行(2位)、精密機器(3位)、鉱業(4位)、輸送用機器(5位)となった。

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