日経平均、また下を試すか

[映画ずきのしんちゃんさん]

昨日１３日のNYは、続落。11532.96（‐109.51）と続落。金融への不安、原油価格の反発、個人消費の弱さが原因とのことである。残念ながら雲の下限で跳ね返され、転換線１１５４４をわずかに割ってきてしまった。これから基準線１１３４７が守れるかどうか、という局面となるが、週足の転換線１１５７５も切ってしまっていて、当面の戻りはこのあたりでせいいっぱいということかもしれない。ただまだ日足でも週足でも下値支持線の線上。日足の MACDはゼロを回復、週足のRCIは上昇中、週足のMACDも底打ちの様相であり、このあたりでとまってくれることを期待したい。
原油の反発が株の下落をさそっているということだが、WTIの値動き自体は、下落基調をかえるようなものではまだない。週足の基準線１２９を大幅に割っており月足の転換線１１６も切ってきており、若干の戻しはあっても下への方向はかわりそうもない。ドル円の動きも、週足の基準線１０３、転換線１０７の上にあり、雲の下限１１０．８７あたりで跳ね返されるとしても、まだドルの上昇基調はかわっていない。
　中期的には原油の下落、ドルの堅調がかわらないので、日経平均はもう少し堅調でもいいはずなのだが、実際にはNYより動きが弱い。国内景気の後退、中国など新興国の景気後退懸念などが、さらに東京市場の足を引っ張っているのかもしれない。実際、日経平均週足はかろうじて基準線１３１４６近辺にあるが、 TOPIXはすでに大きく下に離れてしまっている。もしTOPIXに従うとすれば日経平均も、目先もう一度下をみてゆくかもしれない。