今日13日の日経平均は13023.05と280.55円の大幅下落。昨日のNYが反落したのに加えて、円安へすすんだということがきっかけといわれている。だが、どうも盆休みで参加者が少ないので買い方不在で振られやすい相場だったようだ。チャートからみると日経平均は、日足基準線13137転換線13181を割り込み、安値は12953まで落ちて、ざらばでは直近の安値8月8日の12962を瞬間切ってしまっている。下値支持線を明日以降本格的に切ってくるかどうか、きわどいところにきてしまっている。週足も基準線13146を割ってしまっており、回復できなければ、中期的調整局面にはいってしまう危険もある。
NYは確かに100ドルを越えて大きく下げたが、数日間の上げのあとであり、まだ日足転換線の上で、東京の下げは、不釣合いに大きい。為替が108.37までドル安がすすんだことが嫌気されたと思われるが、ドル円の日足は、転換線108.84のすぐ上でとまっており、週足転換線107.14からもまだ距離があり、上昇トレンドはまだ保っているようにみえる。アメリカの金融不安再燃とか、から売り規制の終結の影響をみたいとかいろいろ言われているが、今日のところは、直接には東京市場の需給要因が大きいのではないかと思われる。だが、どうもNYに比べて東京の動きが鈍いことは否定できない。上海数が下げ止まらないことが示すようにオリンピック後の中国以下、新興国の景気への懸念が広がっており、これまでデカップリングなどを期待して値を保っていた銘柄などの足元を崩しているのかもしれない。